らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【漫画で都市生活】生きづらくても栄誉ある孤立を選んだ人だけが楽しめる都市生活の魅力!

 

 

 

今回はファーストシーズンとも言うべき計27冊と、最新シリーズの計7冊を一気読みした。こちらは最新シリーズ――。

 

Papa told me Cocohana ver.1 ~丘は花でいっぱい~ (マーガレットコミックス)
 

 

最初の第1巻が発売されたのがもう30年も前になることに驚き、今なお描き続けられていることに驚いた。

 


テーマは一貫している。

 

都会のマンションで暮らしている父子家庭を軸に、お一人さまキャリアウーマン、子どもができない主婦、イジメにあってる子ども、一人暮らしのお年寄り、LGBTの人など、世間の普通とはちょっとだけずれてしまった、それ故に生きづらい人達が登場する。


この人たちは世間から見ると孤独な人生をおくってるように思われてるけど、本人達は「栄誉ある孤立」を選び、潔く、そして意外と楽しく生活している。

 

かわいそうなコ?
その本当の意味は
「かわいそうであって欲しい」コよ
「かわいそうであるべき」コ

かわいそうじゃないコと
つまり自分の子供と区別するために必要ってわけ


悪意はそんな風に私達を縛るの
素朴で優しい人たちの「罪の無い」悪意はいっそう強く

 

 


敵となるのは、ごく普通の人の、あくまで善意なので根は深い。目の前の敵を倒せばそれで済むわけでもない。華麗にスルーしてやり過ごすしかないのだ。

 

 

もう一つ、この物語で印象的なのは都市生活の鮮やかさだ。


都会には自然がない。食べ物もまずい。人間関係も希薄だ。人の住むところじゃない。都市生活はそんな風に言われ続けてきた。


でも新しいビルができれば、必ずエアポケットのような小さな公園ができるし、公園の緑は専門家が管理して季節ごとに都市生活者の目を楽しませる。


自分しか客がいないんじゃないかと思う不思議な店、意外な掘り出し物が見つかるフリーマーケット、時間が止まったような古本屋・古道具屋、テイクアウトが美味しい中華、などなど。

 


この漫画を読んでると、都市生活が実に楽しそうに魅力的に見えてくる。


特に、爽やかな季節にマンションのベランダで食事をしたりお茶をしたりするのに憧れた。自分の経済力ではとても無理な話だが……。


将来、都会のマンション暮らしは無理としても、団地暮らしをしてみようかな、などと思っていたけれど、この物語を読んで、気持ちが加速した感じだ。

 

 

 

最後に――。

 

この物語はシリーズとシリーズの間にも4冊ほどあって、セレクションかと思って読まなかったけど、どうもそうでは無かったようだ。

 

まだ、あと、4冊、楽しめる。

 

 

 

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