世界史方面を攻め始めてしばらく経ったけど、ついにと言うかようやくと言うかチェーザレボルジアにたどり着いた。もちろん漫画で。
チェーザレボルジアといえばなんといってもコレでしょう。
でも、随分前に読もうとしたんだけど、あっさり挫折しちゃったんだよね。なんか難しかったし。日本の戦国ものと違って権謀術数ばっかりだったし。チェーザレのどこが織田信長に似てるんだよと憎まれ口を叩いて読むのをやめちゃったんでした。
で久しぶりにリベンジだ。漫画で。今回は今出てるやつの半分ぐらいまで読んだ。
やっぱり織田信長には全然似てない気がする。イタリア統一とか言っても、権力者の父親の下で動き回ってるぐらいにしか見えない。そのうち戦闘シーンとか出てくれば違ってくるんだろうか。
それよりは中世でのイタリアのキャンパスライフが面白かった。
あちこちから生徒は集まっていて、出身国ごとに派閥ができていたり、派閥同士で仲が悪かったり、血の気の多いやつは喧嘩したり、ディベートみたいな事やってたり……。
マッケローニって言うパスタの源流みたいな料理が出てたりしてたなぁ。
前半クライマックス? は騎馬戦による模擬戦。刃物こそ使わないけれど、たまに死人が出るという荒っぽいスポーツフェスティバルだ。う~ん、騎士道!
この漫画は強力な監修者がついており、時代考証にはかなり力を入れている。巻末には、中世の街並みを復元して絵に起こすまでの苦労がつづられている。ほんっと大変そう。
「百聞は一絵にしかず」と作者が言うのはもっともな話で、なにしろ文章だったら適当に雰囲気でごまかせるけど、絵に起こすには、かなり具体的な細かいことまで実体を把握してないと駄目なのだった。
そんなわけで、チェーザレボルジア本人はともかくとして中世イタリアキャンパスライフとして楽しく読んだ。「優雅なる冷酷」になるかどうかは今後のお楽しみだ。
オマケでキャンパスライフつながりの作品をいくつか――。
アメリカンカレッジのキャンパスライフを知ったのはこの作品で。コロンビア大学がモデルだったかな。
ALEXANDRITE〈アレクサンドライト〉 1 (白泉社文庫)
- 作者: 成田美名子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/04/28
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試験でテンパった学生のピザの投げ合いが面白かった。アメリカの大学って試験が厳しいらしいしね。
日本の大学でも美術系って異世界だったな。
モディリアーニにお願い 1 (ビッグ コミックス) (ビッグコミックス)
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- 発売日: 2016/10/28
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