前々から読んでみたいジャンルの本があった。それは児童文学だ。
読書をするようになったのは大学に入ってからなので本が好きな子供が読むような本は読んでこなかった。ハックルベリーフィンやトムソーヤやナルニア国物語やゲド戦記なんかは読んでない。
そんなわけで、時間が取れたら児童文学を一通り読んでみたいと思っていた。けれども時間はいつまでたっても取れなかった。
ようやく児童文学に取り組んでみようと思ったのはkindle の読み上げをするようになってからだ。もちろん目で読むよりも耳で聞くほうが時間がかかる。それでも隙間の時間を使って聞いているといつのまにか読み終わっている。本を読む時間を確保しなければと努力する必要もなかった。
【耳活】Androidスマホの「TalkBack」でKindle読み上げが上手くいってない人へ - 猫のように丸くなって暮らしたい /
— ナマケネコ (@rakuda951) 2019年6月29日
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それでAmazon の読み放題サービスの中から選んだのが本書だ。
秋の夜に読みたい宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」「雪渡り」「雨ニモマケズ」
- 作者: 宮沢賢治
- 出版社/メーカー: ゴマブックス株式会社
- 発売日: 2013/11/07
- メディア: Kindle版
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銀河鉄道は、内容はなんとなくは知っているけれど、ちゃんと読んだことは一度も無かった。どちらかといえばメーテルの帽子やマツゲの方が頭に浮かんでしまう。
読み始めてみると、授業中に先生に当てられて、答えは分かっているはずなのに、なぜか答えられなかった時の気分や、意地悪なクラスメイトの事などを思い出して甘酸っぱい気分になったりした。
けれどもだんだん読んでいるのが、いや聞いているのが辛くなってきた。
ジョバンニくんの悲しみが透明すぎて、純粋すぎて、薄汚れてしまった大人の自分にはついていけなくなってしまったのだ。
だからやつぱりおまへはさつき考へたやうに、あらゆるひとのいちばんの幸福をさがし、みんなと一しよに早くそこに行くがいい。そこでばかりおまへはほんたうにカムパネルラといつまでもいつしよに行けるのだ。
そのうちジョバンニくんメンタル弱すぎとか、タンパク質やミネラルが足りないんじゃないのかなどと、我ながら意味不明のツッコミをするようになってしまった。
当たり前のことだけど児童文学は子供のうちに読んでおくべきだったなぁ。
そういえば漫画でも、純真っ直ぐな少年漫画が読めなくなってしまっている。あの国民的な名作も、友達大事、仲間第一なところがどうも馴染めなくて第一巻を読んだだけで終わってしまった。
人付き合いが苦手で、人間関係のストレスが何より堪える自分には、マイルドヤンキーかよと突っ込みたくなってしまうのだ。
それなりに社会に揉まれて、それなりにダークになった自分には、まだ、こちらの作品の方がしっくりきてしまうようになってしまった。
DEATH NOTE コミック 全12巻完結+13巻セット (ジャンプ・コミックス)
- 作者: 小畑健
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/10/13
- メディア: コミック
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まあ何にしても、児童文学を読むのは諦めよう。一通り読んだら、次の段階では英語で読んでみたいという野望もあったんだけど。
幸い、ニュースを聞いたり、歴史物を読んだりするのはしっくりきているので、こちらを攻めていこうと思う。
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— ナマケネコ (@rakuda951) 2019年6月28日
世界史って読んでみたかったけど面倒で手を出してこなかった
ニュースを聞くようなつもりで気楽に聞き流してみたらなかなか面白かった
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