らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【働き方自己改革】格差広がる事務職カーストな職場で社内フリーランスは三国志的にポジショニングできるのか?


平凡な事務の仕事をしているけれど、そんな職場にも、そろそろ時代の波ってやつが押し寄せて来始めた。


自分の職場と言えば、現場に出ることはほとんど無いけれど、ワイシャツ&ネクタイに作業服の上着を着た人がちらほらいるような感じ。ホワイトカラーでもブルーカラーでもないような。グレーカラー? 第一、ホワイトカラーって、もう死語かな?


ともかく、平凡な職場で平凡な事務をやっている。その事務の仕事にも、何となく二極化が進んでる、格差が広がってるような気がするんである。


例えば、Aタイプーー。

・仕事を作る人

・マニュアルを作る人

・指示する人

・トラブルを解決する人

・責任を取る人

・組織に必要な資格を持ってることが多い。


かたや、Bタイプーー。

・指示されて仕事をする人

・マニュアル通りに仕事をする人

・「私、責任、取れません」が口癖の人

・よく、「我慢してる」「真面目にやってる」と主張する人


Aタイプが上司で、Bタイプが部下の組み合わせだと問題ないけど、そうでない場合は、ややこしいことになる。今、書いていて思ったけど、わりと平和な職場って、Aタイプ=上司、Bタイプ=部下のパターンだったなあ……。


同じセクションに何年もいて、誰よりも仕事に詳しい、そんな人がAタイプになる。言わば、キーパーソンってとこか。上司も遠慮してしまう感じ。仕事熱心なんだけど、プライドが高くて人の話を聞かないので、お山の大将になりがちだ。


お前はどうなんだ? と言われると、「どちらでもない」と言う返事になってしまう。けっこう微妙なポジションなのだ。仮にCタイプとするとーー。

・上司が一人

・外注スタッフと仕事

(窓口になってる人が一人)

・部下はいない

・セクションの中では、独立したプロジェクト

・プロジェクトの問題点を洗い出してカイゼンする

・トラブルが起こると窓口サンから報告されるので一緒に対応


この微妙なポジション、実はすごい楽だ。


一番楽なのは、基本、上司のOKさえもらえたら、自分のペースで動けるのだ。これまでは、キーパーソンであるAタイプと上司と、二方向から仕事が降ってくることが多かった。意見が食い違っていたりするとシワ寄せが来て面倒だったりした。あとは、周りに気を使ったり逆に、「なんで、オレばっかり」とか……。


そして、部下の面倒を見なくても良い、これが、また、楽だ。Bタイプの人間に仕事を振ったり、進行状況を気にしたりしなくてすむのである。部下を気にするのと、外注スタッフを気にするのとでは、ストレスの感じ方がずいぶん違う。当然、外注スタッフ相手の方が気楽である。


最近は、本田直之さんのように、組織のトップを目指すのではなく、フリーランスに近いスタイルを志向する人も増えてきたようだ。無理もない。

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

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ホリエモンこと堀江さんも、著書の中で、父親じゃあるまいし、社員の面倒を見るのが苦痛だ、てなことを、よく書いていた。読んだときはピンと来なかったが、今では、なるほどなあって感じである。

多動力 (NewsPicks Book)

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仕事の内容も、問題点を発見する、つまり仕事を作るのが仕事。これまた楽だ。人から言われた仕事をやっていると、どうしても、Aタイプの都合次第で、やり方がコロコロ変わったり、Aタイプが不機嫌な時は、ご機嫌を伺わないといけなかったりする。これが無い。


自分で作った仕事だと、自分のペースで動ける。ちょっと、調子が悪いときは無理せずやり過ごしたり、調子が良いときは、どんどん先に進めておいて後で楽したり。人に合わせなくて良いと言うのは、本当に楽だ。


さて、あらためて周りを見回してみると、Aタイプ・Bタイプともに、なんだかひどくストレスフルだ。Aタイプは自分の思い通りに動かないBタイプにイライラして、BタイプはAタイプの顔色をうかがうのに疲れている。


こんな状況にいると、どちらでもないCタイプの自分に、妙な矛先が回ってくる。どうも、厳粛な序列に属さず、好き勝手なことをしているように思われているみたいだ。


自分からすれば「格付けやマウントの取り合いは、そっちで勝手にやってよ」と言いたいところだけど、なにぶん、少数派・マイノリティなので分が悪い。


まぁ、なるべく関わり合いにならず、小競り合いも起こさず、さっさと自分の仕事を片付けて、定時で帰ったり、有休を取ったりしたいもんだけどーー。


それにしても、仕事を作る人、言われたとおりに仕事をする人、どちらでもない人、同じ事務職でも、個性みたいなものが、はっきりしてきているような気がする。


この先、4月からは働き方改革が施行されるようだし、AIや外国人労働者が、だんだんと職場にも入ってくる。


実を言うと、近々、「職場にAIを取り入れるとしたら」て感じの研修が行われる予定で出席することになっている。もちろん、手を挙げて希望した。


うちのような職場にも、ついに「AI」が! と感慨深い。この先、働き方も、大きく変わっていくんだろうか?


個人的には、フレックスやテレワークやワーケーションなんかが導入されると働きやすくなるので大歓迎だ。仕事は嫌いじゃないけど、「職場が苦手」なので、時差出勤や休日出勤もグッド! 実際、やらなきゃならない時は積極的に手を挙げてきた。


つまるところ、「人間関係のストレスがなるべく少ない職場で働きたい」。これに尽きるようだ。


さっさと辞めて、ブログや投資による収入で暮らせれば良いのだが、とてもそんな能力は無さそうだ。


第一、ひたすら情報発信し続けられるような体力もない。インフルエンサーに認められるようになるまでの労力を考えたら、人間関係のストレス込みでも、職場の方がなんぼか楽だ。


フリーランスも、トップレベルの人たちは先行者優位で評価経済社会謳歌してるようだけど、底辺のフリーランサーは悲惨なことになってるし。


外資系でフィンテック関係の会社などでは、月に一回、会社・事務所へ顔を出せば良いと言う、天国みたいな所もあるようだ。


自分のような、能力も意欲も体力もハンパな人間は、ユルい組織に所属して、出来るだけ自由度の高い、人間関係のストレスが少ないワーキングスタイルを模索するのが現実的な対応のようだ。


とりあえず、今の職場で、どう動くかーー。AタイプにもBタイプにも、出来るだけかかわらず、カーストの枠外にポジションを作って、静かに淡々と効率良く成果を積み重ねていくーー。


なんだか気分は三国志の「蜀」である。うだつの上がらない劉備玄徳か。「魏にも呉にも勝てそうもないんだから、南方へ進出して『蜀』を作って、上手く立ち回りなさい」と孔明に言われたような気がしたけど、もちろん、ただの錯覚(妄想?)だ。


カテゴリー紹介 #ライフスタイル

ネコのように丸くなって暮らしたい……。

特別な夢や本当にやりたいことは無いけれど、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしたい。

人混みと満員電車と行列と渋滞と人づきあいが苦手で、インドア&地元で過ごしがち。

最近は、読書しながら旅でもしようか、ともくろんでいる。

年300万円で、コストのかからない「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。