図書館で『へうげもの』を借りてきて読んでいる。戦国武将の古田織部が主人公。茶道や数寄で有名だ。
- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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読んでいたら、公家で近衛信伊と言う人物が出てきた。どこかで聞いたなあ、と思いながら読んでいると、この近衛信伊が大食いである、と言うエピソードが出てきた。ああ!
この人、『イシュタルの娘』で、小野於通の旦那な人だ。小野於通は、教養、特に書道を武器として、戦国時代をフリーランスで渡り歩いた才女。実在の人物だ。於通の思い人が、さっきの近衛信伊。ただ、この関係はフィクションである、と作者の大和和紀さんも後書きで書いていた。
イシュタルの娘?小野於通伝?(1) (BE・LOVEコミックス)
- 作者: 大和和紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/11
- メディア: Kindle版
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近衛信伊は、『へうげもの』ではヒゲのおっさんだけど、女性マンガの『イシュタルの娘』ではイケメンだ。このギャップには、ちょっと笑ってしまう。
でも、『イシュタルの娘』でも、近衛信伊は、たいそう大食いであったと言うエピソードが出てくる。両方の作品に出てくるぐらいだから、史実なのかもしれない。
念のため、ウィキペディアで調べてみたら、大食いの記述は無かったけど、大酒飲みではあったようだ。
歴史好きにとって、こんな風に、作品と作品が思わぬところでリンクしているのを発見すると、思わずニヤリとしてしまう。
そう言えば、『イシュタルの娘』も、小野於通って、池波正太郎の『真田太平記』に出てきてたよなあ、と思いながら読み始めたのだった。
- 作者: 池波正太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1987/09/30
- メディア: 文庫
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実を言うと、『へうげもの(全25巻)』は、最初に21〜25巻を読んで、次に16〜20巻を読み終えたばかりだ。
もちろん、1巻から順番に読んでいきたいのはやまやまなんだけど、1〜10巻あたりは、もうすでに誰かが借りてしまっていたのだ。
この図書館では、基本的にシリーズ完結したマンガしか置かない方針で、購入したら、一気に25冊全部棚に並べてしまうので、早い者勝ちになる。だから長いシリーズだと、終わりの方が棚に残っているわけだ。
順番に1巻から読んでいこうとすると、かなり待たされることになるので、終わりから読むような変則的な読み方になってしまった。この手のことはよくある。1回に借りられるのは5冊までだし。
まあ、タダで読めるんだから、文句も言えない。第一、マンガを置いてくれる図書館自体、貴重な存在なのだ。
ところで、『へうげもの』は16〜25巻まで読んだわけだけど、小野於通は出てこなかった。1〜15巻を読んでも出てこないかもしれないなあ。
でも、代わりと言ってはなんだけど、出雲の阿国は両作品にけっこう出ていた。『へうげもの』の方では、意外な人物とくっついてたりする。
あるキャラが別の作品では、どんな風に取り上げられているかを読むのも、歴史小説・歴史マンガの楽しみだ。
例えば、織田信長は、司馬遼太郎の『国盗り物語』に出てくるのが一番好きだし、明智光秀は『信長の忍び』に出てくるキャラが好きだ。
- 発売日: 1971
- メディア: 文庫
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- 作者: 重野なおき
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2009/06/29
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ついでに本能寺の変の謎については、『最後のレストラン』説が一番、しっくりくる。いろいろ読んで脳内リンクしていくのが楽しみだ。
1,000作品掲載!限定オリジナルマンガも連載中!「マンガZERO」 #マンガZEROhttps://t.co/TLjpzQaLAY
— らくだ (@rakuda951) 2018年12月30日
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それでも何とか世の中についていける。
マンガを読むついでにお勉強してしまおう!