このタイミング、このシチュエーションで食べると妙に美味い、つい食べてしまう、と言うものがある。
例えばーー。
食べて飲んで、一眠りしたあと、目が覚めて、喉が渇いていて。
そんな時、台所の流しで立ったまま、かぶりつくグレープフルーツは、とても美味い。
味をしめてから、グレープフルーツの果汁100%ジュースを買ってみたことがある。
こっちの方が、お手軽だと思ったのだ。
でも、イマイチだった。
やはり、乱暴に手で皮をむいて、かぶりついて、果汁を垂れ流しながら、手をべとべとにして食べないと美味くないようだ。
食の世界は奥が深いーー。
子どもの頃、田舎のおばあちゃんちで食べさせてくれる冷凍イチゴも美味かった。
庭の畑で取れたイチゴを冷凍して、夏休みに遊びに行くまで、取っといてくれたのだ。
真似して、自宅でもやってみたけど、あまり美味しくはなかった。
夏休みにおばあちゃんちで食べるから美味かったのだ。
こちらは思い出の味だ。
旅先で食べるカップヌードルも美味かった。
歩き疲れて小腹が空いたときに食べたりしていた。
何で、旅行中に、こんなもの食わんとならんのか? と思ったりもするけど、妙に美味かった。
見知らぬ土地で、なんとなく物寂しくて心細くて寒かったりすると余計にーー。
その他、某駅に降りると、つい買ってしまう鯛焼き、歯医者の帰りについ寄ってしまう店、などなど……。
こういう自分の好みどストライクな食べ方をたくさんストックしておくと、食生活が豊かになる。
不思議と金のかからないものが多いのが、ありがたいところだ。
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空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。