らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【トルコ】「たまにテロがある東京って感じ」って、どんな感じ?


コミックエッセイを読むのが好きだ。

図書館で借りられるのも良い。

(単行本扱いだと図書館で借りられるのだ)


コミックエッセイを読んでいると、海外旅行や海外在住、外国人との結婚ネタが多い。

そう言えば、なぜか女性作家が圧倒的に多い。


トルコと言えば、真っ先に浮かぶのが高橋由佳利さんのシリーズだ。


濃くて暑苦しいけれど、人情味たっぷりのトルコ。

もし、旅行するなら、こういう親日的な国へ行きたいもんだ、と思ったっけ。


その一方で、本書は、現在のリアルなトルコを教えてくれる。

わたし今、トルコです。 (ビームコミックス)

わたし今、トルコです。 (ビームコミックス)


テロが起きたり、クーデターが起きたり、トルコも安全な国ではなくなっていた。

そんな非常時でも、普通の人は、普通にたくましく生活していくのだ。

タバコを吸う場所を変えたりはするけど。

食堂の安すぎる鶏肉について、語学学校の先生が「それはチキンではない カモメよ」と言い放つシーンが微笑ましい。


学校の話題で、トルコはクーデターやってるけど、メキシコではテロがない代わりにマフィアがいたり、イラクでは一部で戦争やってるから似たようなもんだったり、てエピソードがリアルだ。


その他、『キャプテン翼』がよく知られていたり、ネット情報で中国と韓国と日本は仲が悪いと思われてたり。


確かに、ネットで情報収集してると、トルコ人から見れば、中国と韓国と日本は罵り合ってるように見えるんだろうな〜。

ネット情報をうのみにするのは止めたほうが良さそうだな……。


無宗教の日本人としては、イスラム教に限らず、神を信じてる感覚ってのが、イマイチ良く分からなかったけど、「元気がない時  突然アラーの話をし出すルームメイト」の場面を読んで、ものすごく腑に落ちた気がした。

ごく普通の、トルコの若い女の子の宗教観って、日常生活レベルでは、こんな感じなんだろうなあ。

日本人だって、ピンチになると、思わず、神様! ってなるしねーー。


続編もあるようなので、こちらも読んでみるつもりだ。


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