朝、森林公園(のような公園)へ向かう途中、ホームレスのおっちゃんとすれ違った。
なぜ、分かったのかというと、図書館でよく見かけるからだ。
自転車のカゴに大きめのコンビニ袋があって、家財一式が入っている。
今は、8時半ぐらい。
どうやら、公園がねぐらで、これから図書館へご出勤のようだ。
おっちゃんは、けっこう、こざっぱりとしてるのだが、年季の入ったコンビニ袋と、落ち武者のようなヘアースタイルで、ホームレスと分かる。
脳天がきれいにハゲていて、それ以外はロン毛なのだ。
野外生活で紫外線を浴び続けいると、ハゲやすいらしい。
余談だけれど、自分の場合、酷暑の夏は、できるだけ風通しの良いキャップをかぶるようにしていて、日なたではかぶり、日陰では脱ぐ、と言ったことをマメに繰り返している。
蒸れるとハゲるからだ。
落ち武者のおっちゃんは、いつも、図書館の1階の一番隅っこの4人がけテーブルを占拠して、新聞を読んでいる。
自分など、動かずに、森林公園にい続けていた方が、意外と涼しいし、動かずにすむのでは、と思ったりするのだが、新聞を読むのが楽しみなのかもしれない。
まあ、冬の間は、寒くてたまらないし、図書館へ避難するしかないので、もう、図書館へご出勤することが年間を通しての習慣になってるのかもしれない。
どうでもいい話だけど、図書館には、落ち武者のおっちゃん以外にも、ホームレスの人はちらほらいて、なぜか、皆、熱心に新聞を読んでいる。
て言うか、新聞以外のものを読んでるところを見たことがない。
どうせ、時間が有り余ってるなら、大長編の小説にチャレンジすればいいのにな、などとよけいなお世話なことを考えたりする。
よく、村上春樹ファンの間で話題になる『カラマーゾフの兄弟』とか。
ほんとに余計なお世話ですね……。
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しかし、図書館が閉館したあと、スーパーのフリースペースでも、落ち武者のおっちゃんと遭遇すると、さすがに、内心、穏やかじゃいられなくなる。
自分の行動半径って、ホームレス並み?
まあ、何ですな、金を使わずに、ふらふらしてると、どうしてもホームレスに似てくるわけですな。
これからなろうとしてるバックパッカーも、考えてみると、ホームレスと大差ないのかもしれない。
違うのはーー。
・歯を磨き、シャワーを浴びている。
・洗濯された服を着ている。
・清潔なベッドで寝ている。
これぐらいだろうか。
時々、独り暮らしとおぼしきお年寄りでも、ホームレス以上に不潔な人を見かけたりするし。
その一方で、こうも思う。
もし、将来、下流老人になって、ホームレスになったとしても、あまり、今と変わらずに、やっていけそうだなあ、と。
まあ、スマホとネット接続は確保したいし、屋根の下で眠りたいとは思うけどーー。
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ネコのように丸くなって暮らしたい……。
特別な夢や本当にやりたいことは無いけれど、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしたい。
人混みと満員電車と行列と渋滞と人づきあいが苦手で、インドア&地元で過ごしがち。
最近は、読書しながら旅でもしようか、ともくろんでいる。
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