らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【肉】『大市民』のパリサクとんかつ、父親のひらひらカツ、たいめいけんレシピの紙カツ。


休日に揚げ物をする。

『大市民』で推されていたパリサクとんかつを作る。

これは習慣になりつつある。


『大市民』のパリサクとんかつは、薄切りの豚肉をとんかつにする。

肉の薄さがポイントで、駄菓子感覚のサクッとした歯ごたえになる。

あと、肉が薄いと、自分のような料理下手でも、肉が生のままになったりしない、と言うメリットがある。


今回は、チャレンジを二つばかりーー。


一つは、小麦粉(薄力粉)だけを使って作ってみたことだ。

前回は片栗粉だけで作った。

パン粉はショートニングやらマーガリンやら、添加物がてんこ盛りなので、敬遠したのだ。

小麦粉はグルテンフリーが気になるけど、この際、スルーすることにする。


もう一つは、豚肉の切り落としを使ってみた事だ。

これでも美味ければ、次回は、豚肉の小間切れを使ってみる。

安い肉でも美味しいカツが作れるなら、コストパフォーマンスは非常に良くなるわけだ。


さて、実際にやってみるとーー。


小麦粉をまぶして、溶き卵をからめて、また小麦粉をまぶして、薄くひいたオリーブオイルで揚げ焼きにする。

豚カツ風と言うよりは、カツレツ風だ。

しかし、切り落としは肉が薄すぎて上手くいかず、ダマになってしまった。


肉の唐揚げだか何だか、得体の知れないものができてしまったが、味は悪くなかったし、生焼けの所もなかった。

最初はめんつゆ、途中からはウスターソースで美味しくいただいた。

片栗粉で作ったときよりもサクサクしてた気がする。


ちなみに、このパリサクとんかつ。

父親も、昔、たまに作ってくれた。

名前が違ってて「ひらひらカツ」と呼んでいた。

店では食べられない味で、時々の楽しみだった。

昔々は、肉の値段が高かったので、薄い肉で作ると言う苦肉の策は、けっこうポピュラーだったようだ。


試しに「ひらひらカツ」で検索してみると、けっこう引っかかる。

紙カツ」とも呼ばれていたようで、人気老舗洋食店たいめいけん」の人気レシピで、池波正太郎も愛した味だという。

むかしの味 (新潮文庫)

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へぇ〜。

知らなかった。

池波正太郎のエッセイは好きで、全部、読んだつもりだったけど、見落としていたかーー。

紙カツは、今は、節約レシピとして復活してるみたいだった。


この、たいめいけんレシピを見ていたら、肉をフライパンの底で叩いて、薄く伸ばしている写真があった。

なるほど〜。

だったら、豚肉の小間切れで同じようにやれば、格安で美味しの紙カツができるかもしれない。

来週の休日チャレンジが楽しみである。


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空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。