休日に揚げ物をする。
『大市民』で推されていたパリサクとんかつを作る。
これは習慣になりつつある。
『大市民』のパリサクとんかつは、薄切りの豚肉をとんかつにする。
肉の薄さがポイントで、駄菓子感覚のサクッとした歯ごたえになる。
あと、肉が薄いと、自分のような料理下手でも、肉が生のままになったりしない、と言うメリットがある。
大市民 人生は食する事と見つけたり!! (SHUEISYA HOME REMIX)
- 作者: 柳沢きみお
- 出版社/メーカー: ホーム社
- 発売日: 2007/01
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今回は、チャレンジを二つばかりーー。
一つは、小麦粉(薄力粉)だけを使って作ってみたことだ。
前回は片栗粉だけで作った。
パン粉はショートニングやらマーガリンやら、添加物がてんこ盛りなので、敬遠したのだ。
小麦粉はグルテンフリーが気になるけど、この際、スルーすることにする。
もう一つは、豚肉の切り落としを使ってみた事だ。
これでも美味ければ、次回は、豚肉の小間切れを使ってみる。
安い肉でも美味しいカツが作れるなら、コストパフォーマンスは非常に良くなるわけだ。
さて、実際にやってみるとーー。
小麦粉をまぶして、溶き卵をからめて、また小麦粉をまぶして、薄くひいたオリーブオイルで揚げ焼きにする。
豚カツ風と言うよりは、カツレツ風だ。
しかし、切り落としは肉が薄すぎて上手くいかず、ダマになってしまった。
肉の唐揚げだか何だか、得体の知れないものができてしまったが、味は悪くなかったし、生焼けの所もなかった。
最初はめんつゆ、途中からはウスターソースで美味しくいただいた。
片栗粉で作ったときよりもサクサクしてた気がする。
ちなみに、このパリサクとんかつ。
父親も、昔、たまに作ってくれた。
名前が違ってて「ひらひらカツ」と呼んでいた。
店では食べられない味で、時々の楽しみだった。
昔々は、肉の値段が高かったので、薄い肉で作ると言う苦肉の策は、けっこうポピュラーだったようだ。
試しに「ひらひらカツ」で検索してみると、けっこう引っかかる。
「紙カツ」とも呼ばれていたようで、人気老舗洋食店「たいめいけん」の人気レシピで、池波正太郎も愛した味だという。
- 作者: 池波正太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1988/11/30
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へぇ〜。
知らなかった。
池波正太郎のエッセイは好きで、全部、読んだつもりだったけど、見落としていたかーー。
紙カツは、今は、節約レシピとして復活してるみたいだった。
この、たいめいけんレシピを見ていたら、肉をフライパンの底で叩いて、薄く伸ばしている写真があった。
なるほど〜。
だったら、豚肉の小間切れで同じようにやれば、格安で美味しの紙カツができるかもしれない。
来週の休日チャレンジが楽しみである。
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空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。