点滴が終わった頃、もう一度、お医者さんが来て、病気の説明を受けた。
これから書くことは、この時、医者から聞いたことや、後でネットで検索して分かったことをまとめて書いてある。
だいたい、医者の言ったことが、そのまますぐに分かるわけではなかったし、後で、検索して、ああ、この事を言っていたのか、と気づくぐらいだった。
ネットが無かったら、医者の言うことも、どんなにしつこく質問したとしても、ほとんど理解できずに終わってしまっただろう。
良い時代になったもんだーー。
さて、医者は、血液検査の結果を踏まえた上で、説明してくれたが、病名は、「良性発作性頭位めまい症」で間違いないようだった。
「良性」と頭についてるだけあって、重病と言うわけでは無さそうで、とりあえず、ホッとした。
この病気は、耳の中にある「耳石」がはがれてしまって、三半規管の中で転がることで、めまいが起きてしまうものだ。
治療としては、先ほどやった「寝返り体操」で、耳石を元の位置に戻す。
自然治癒する場合もあるようだが、一月程度はかかるようだ。
耳石なんて、人生初耳だったが、それは置いとくとして、そんなに簡単に元に戻るもんなのか?
実は、今でも、そう、思っている。
実際、医者も「再発率は高い」と、はっきり言っていた。
いくら、たいした病気じゃないと言っても、しょっちゅう目が回っていたら、まともな日常生活が送れない。
第一、自転車に乗ってるときに目が回ったらどうすんだ?
ちなみに、日曜に救急車に乗ってから、本日、水曜日ーー。
発症してから三日たったけれど、幸い、ぐるぐるは起こっていない。
ただ、時々、船が揺れてるみたいな感じになることはある。
歩けないほどじゃないけど、あれ、地震? て感じだ。
どうも、自分の場合に限らず、この病気は、横になったとき、あるいは、起き上がったときに起こりやすい。
なので、仕事中や、自転車に乗ってるときは、とりあえず、大丈夫そうだった。
ひとまず、ほっ。
その他、医者からは、貧血症気味な事や、脱水症状気味だったことも指摘された。
どちらも思い当たることばかり。
もちろん、耳石が直接の原因なんだろうけど、病気というものは、こうした複合要因が積み重なっていくうちに臨界点に達して発症するものだろう。
生活習慣を見直さねばーー。
それにしても、寝転がると目が回るとは、ごろごろしてばかりいた報いが来てしまったのか。
「ネコのように丸くなって暮らしたい」などと思っていたら、バチが当たってしまったのか……。
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空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。