らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【予防医療】『病気にならない生活のすすめ 東洋の智恵は健康の智恵』を読んで。食べ過ぎによる血の汚れと冷え、そして、漢方に思いをはせたーー。


本書は、渡部昇一さんと石原結實さんの対談本。

最近、渡部さんの本を、ぽつぽつ読んでる延長で、本書も手に取った。


渡部さんは、多作な人だけど、意外に健康についての本もある。

『知的生活の方法』がベストセラーになって、そちら方面の著書が多い人だけど、健康でなければ、知的生活もクソもないってことだ。

実際、渡部さんも、知的生活を送るにあっては、健康に配慮しなければならない事を何度も書いている。

知的生活の方法 (講談社現代新書)

知的生活の方法 (講談社現代新書)


石原さんは漢方系のお医者さんで、断食で有名な人だ。

漢方が、現代において、どの程度、有効なのかは、分からないけれど、考え方には共感できることもあった。


例えばーー。

・万病は血の汚れによる。

・血の汚れは過食と冷えによる。

・過食に対しては断食が有効。

(朝食を抜くプチ断食も推奨)

・身体の冷えすぎはガンになる。


主張は、かなり明快だ。

要は、食べ過ぎず、身体を冷やさないようにして、血をサラサラにしておけばいいわけだ。

当たり前に聞こえるかも知れないけど、だからこそ説得力がある、と感じた。


身体の冷えすぎがガンになる、と言う話も、本当なのかどうかはともかく、おもしろい。

たまに熱を出すのも、ガン予防的には悪いことではないらしいし。


この考え方からすると、猛暑でうだって体温上がりっぱなしなのも、ガン予防になるのかもしれない。

そうでも思わないとやってられん程の暑さだがーー。


冗談はともかく、そうだ、漢方ってのもあったよなあ、と目を向けるきっかけになった。

そういえば、群ようこさんも、ゆるく漢方に取り組んでいて、何冊かエッセイを書いていた。

ゆるい生活

ゆるい生活


自分の場合、漢方との縁は、風邪薬の葛根湯ぐらいだ。

葛根湯は、風邪の引き始めに飲まないと効かない、と言われていたので、一時期は、風邪ひいたかな? とおもったら、すかさず飲んでいた。

いったん風邪薬を飲むと、病人になったような気がして、あまり無茶をせずに養生するようになる。

このサイクルのおかげで、あまり風邪を引かなくなった。

なるほど、これが漢方流なのだろう、と思ったものだ。


対処療法ではなくて、日常生活の中で、風邪気味でないかどうか、常に気を使い、風邪気味になったら、すぐに薬を飲んでおとなしく過ごす。

この習慣を身につけることで、風邪を未然に防ぐのだ。


本書を読んだからと言って、いきなり漢方薬局へ行ったり、漢方薬を飲んだりまではしないけれど、漢方的に身体を養生するってのも良いかもしれない、などと思った。

ちなみに、ちょうど、漢方薬局を舞台にしたマンガも読んでいる。

縁がある時って、何だか「続く」よなあ……。


カテゴリー紹介 #ライフスタイル

ネコのように丸くなって暮らしたい……。

特別な夢や本当にやりたいことは無いけれど、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしたい。

人混みと満員電車と行列と渋滞と人づきあいが苦手で、インドア&地元で過ごしがち。

年300万円で、コストのかからない「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。