本書は、渡部昇一さんと石原結實さんの対談本。
最近、渡部さんの本を、ぽつぽつ読んでる延長で、本書も手に取った。
病気にならない生活のすすめ 東洋の智恵は健康の智恵 (PHP文庫)
- 作者: 渡部昇一,石原結實
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/09/19
- メディア: Kindle版
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渡部さんは、多作な人だけど、意外に健康についての本もある。
『知的生活の方法』がベストセラーになって、そちら方面の著書が多い人だけど、健康でなければ、知的生活もクソもないってことだ。
実際、渡部さんも、知的生活を送るにあっては、健康に配慮しなければならない事を何度も書いている。
- 作者: 渡部昇一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1976/04/23
- メディア: 新書
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石原さんは漢方系のお医者さんで、断食で有名な人だ。
漢方が、現代において、どの程度、有効なのかは、分からないけれど、考え方には共感できることもあった。
例えばーー。
・万病は血の汚れによる。
・血の汚れは過食と冷えによる。
・過食に対しては断食が有効。
(朝食を抜くプチ断食も推奨)
・身体の冷えすぎはガンになる。
主張は、かなり明快だ。
要は、食べ過ぎず、身体を冷やさないようにして、血をサラサラにしておけばいいわけだ。
当たり前に聞こえるかも知れないけど、だからこそ説得力がある、と感じた。
身体の冷えすぎがガンになる、と言う話も、本当なのかどうかはともかく、おもしろい。
たまに熱を出すのも、ガン予防的には悪いことではないらしいし。
この考え方からすると、猛暑でうだって体温上がりっぱなしなのも、ガン予防になるのかもしれない。
そうでも思わないとやってられん程の暑さだがーー。
冗談はともかく、そうだ、漢方ってのもあったよなあ、と目を向けるきっかけになった。
そういえば、群ようこさんも、ゆるく漢方に取り組んでいて、何冊かエッセイを書いていた。
- 作者: 群ようこ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/01/20
- メディア: 単行本
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自分の場合、漢方との縁は、風邪薬の葛根湯ぐらいだ。
葛根湯は、風邪の引き始めに飲まないと効かない、と言われていたので、一時期は、風邪ひいたかな? とおもったら、すかさず飲んでいた。
いったん風邪薬を飲むと、病人になったような気がして、あまり無茶をせずに養生するようになる。
このサイクルのおかげで、あまり風邪を引かなくなった。
なるほど、これが漢方流なのだろう、と思ったものだ。
対処療法ではなくて、日常生活の中で、風邪気味でないかどうか、常に気を使い、風邪気味になったら、すぐに薬を飲んでおとなしく過ごす。
この習慣を身につけることで、風邪を未然に防ぐのだ。
本書を読んだからと言って、いきなり漢方薬局へ行ったり、漢方薬を飲んだりまではしないけれど、漢方的に身体を養生するってのも良いかもしれない、などと思った。
ちなみに、ちょうど、漢方薬局を舞台にしたマンガも読んでいる。
縁がある時って、何だか「続く」よなあ……。
- 作者: ねむようこ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2015/03/07
- メディア: コミック
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カテゴリー紹介 #ライフスタイル
ネコのように丸くなって暮らしたい……。
特別な夢や本当にやりたいことは無いけれど、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしたい。
人混みと満員電車と行列と渋滞と人づきあいが苦手で、インドア&地元で過ごしがち。
年300万円で、コストのかからない「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。