らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【ライフスタイル】団地ライフを検討中! 『団地を楽しむ教科書 暮らしと。』と『団地リノベ暮らし』を読んで。


依然として、仕事の関係で、時々、団地を訪れている。

相変わらず緑が多くて、公園の中に住んでるような印象だ。

中には、「団地なんて、高齢者か新婚夫婦が住むところ」と言う偏見を持ってる人も、けっこういるようだけど、自分の場合、団地ライフには惹かれる一方だ。

今回も、2冊の団地本を読んでしまった。


『団地を楽しむ教科書 暮らしと。』は、東京R不動産編集。

[団地を楽しむ教科書]   暮らしと。

[団地を楽しむ教科書] 暮らしと。


東京R不動産は変わった部屋や家に特化した不動産屋だ。

東京R不動産
更新情報全国のR不動産の最新情報R不動産HEADLINE>>HEADLINEを見る 港区白金南北線都営三田線「白金台」駅 徒歩7分窓からたっぷりと差し込んでくる朝日を浴びて起きる。目に入るの...


この本では、団地ライフの魅力を、日々の暮らしで大切にしたい7つのテーマで紹介している。


個人的には、7つのテーマの内、やっぱり「グリーン」、つまり緑をテーマにした章に惹かれた。

緑や自然のあるところで暮らしたいけど、庭を維持するような甲斐性は無いし、だとしたら、公園の近くに住むか、団地に住むか、の二択しかないのでは、と思うようになってきたのだ。

それだけ、団地の「緑力」は素晴らしい。


もともと、団地というものは、昭和30年代、当時のトップクラスの建築家たちが競ってデザインしたものらしい。

豊富な緑やゆとりのある空間は、良いものを作ろうと競争した辺りから生じてきたようだ。


写真を見ても、窓から光が差し込む素晴らしいものばかり。

最初は、カメラマンの腕が良いからだろう、と思ってたけど、どうも、部屋の中に自然光がたっぷり入ってくるように設計されているからのようだ、と思い直した。

現代のマンション建築のように、少しでも部屋数を増やそうという経済効率第一主義が無かった時代の産物なんだろうなあ。


『団地リノベ暮らし』は、賃貸ではなく、団地の一室を購入してリフォームした事例集だ。

団地って、売買もやってたんだな。

団地リノベ暮らし

団地リノベ暮らし


それにしても、床材を変えるだけで、ずいぶん印象が違ってくるのにびっくり。

個人的には、「足場板」を使った質実剛健な床がかっこ良かった。

使い古したような雰囲気で、何でも「シャビーシック」などと言うらしい。


意外だったのは、室内全部を完全リニューアルしてしまうような人は一人もいなかったこと。

全員が、もともと団地のレトロな雰囲気が気に入っていて、リニューアルは部分的に留めて、以前の雰囲気を上手に残していた。

なぜか、前からあった曇りガラスにこだわって、残している人がチラホラいたのが微笑ましかったなあ。

そう言えば、この頃は見かけなくなったかな。


団地は、これからも何度か訪れる機会があるし、団地本も、分かっているだけても、あと数冊はある。

のんびりと、訪問したり、本を読んだりしながら、団地に住む可能性について、探っていこうと思う。


カテゴリー紹介 #ライフスタイル

ネコのように丸くなって暮らしたい……。

特別な夢や本当にやりたいことは無いけれど、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしたい。

人混みと満員電車と行列と渋滞と人づきあいが苦手で、インドア&地元で過ごしがち。

年300万円で、コストのかからない「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。