暑い……。
最近、渡部昇一さんの本をぽつぽつと読んでいる。
渡部さんの『続 知的生活の方法』は自分のバイブルとも言える本だけど、それ以外の本もおもしろい。
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今回は、『実践・快老生活』を読んだ。
何しろ多作な人なので、少しずつ読み進めているところだ。
- 作者: 渡部昇一
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その年で、老後の心配なんかして、どうする、と言う話も出てきそうだけど、わりと、お年寄りの話と言うのは好きなんである。
愛読書『大市民』だって、そうだ。
連載開始当時は40代後半だったが、『最終章』では60代後半となった。
- 作者: 柳沢きみお
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ちなみに、確認のため、検索してたら、『大市民晩歌』が出ていた。
知らなかった。
それにしても、どこまで、続くんだろう。
いや、嬉しいんだけど……。
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- 出版社/メーカー: PHP研究所
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こういう『大市民』や渡部昇一さんの本を読んでると、「年を取るってのは、こういうもんか」と言うのが、何となくわかる。
そして、もう一つ大事なことは、「年を取るってのも、そんなに悪いことではなさそうだな」と思えることだ。
嫌でも年は取ってくんだし、「嫌だなあ……」とストレスを貯めこむぐらいなら、『大市民』や渡部さんの本を読んでみるといい。
さて、『実践・快老生活』で、なるほど、と思ったことを列挙してみよう。
読書の傾向としては、以下のことがあるようだーー。
・重くて深刻な話がバカバカしくなる。
・意外と児童書がおもしろくなる。
・詩が分かるようになる。
確かに、マンガでさえも、この頃は、衝撃の問題作を読むのがかったるく感じられるようになったし、登場人物の心理を丁寧に描いた作品なども、いつまでウジウジしてんだ! と言いたくなってしまうことが増えた。
渡部さんも、そうであったか。
何となく、ホッ。
児童書については、自分の場合、子どもの頃、全く本を読んでこなかったので、いつか、年を取ってヒマになったら読んでみたい、どうせなら、英語で読んでみたい、と思っていた。
児童書がおもしろくなる、てのは、ありがたい指摘だ。
背中を押されてる気がする。
それに、漢詩や和歌や俳句も、おもしろそうだ、と思っていたので、年を取ると、詩が分かるようになるよ、てのも嬉しいアドバイスだ。
「お勉強」するのは嫌だけど、ちょこちょこと、気が向いたら、読んでみたい。
なんにしても、どうせなら、年を取っても楽しく生きていきたいもんである。
『大市民』や渡部昇一さんのように。
ちなみに、これまでで、かっこいい、と思ったことのあるジジイは、『剣客商売』の秋山小兵衛と、『ゴールデンカムイ』の土方歳三だった……。
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ナマケモノの生活というのは、ミもフタもない言い方をすれば、年寄りの生活と、たいして変わらない。
どうせなら、開き直って、かっこいいジジイをロールモデルにすれば、本当に年を取ったときに、いくらかはマシなジジイになれてるかもしれない。
カテゴリー紹介 #ライフスタイル
ネコのように丸くなって暮らしたい……。
特別な夢や本当にやりたいことは無いけれど、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしたい。
人混みと満員電車と行列と渋滞と人づきあいが苦手で、インドア&地元で過ごしがち。
年300万円で、コストのかからない「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。