「小満」とは聞き慣れない言葉だけど、「日ごとに上昇する気温に合わせて、あらゆる生命が天地に満ちはじめる」と言う意味のようだ。
写真はジャングルと化しつつある我が家の庭。
確かに、この所、気温は上がりっぱなしで、まるで初夏と言うよりは夏のようだ。
それでいて、夏と違うところは、朝晩はしっかりと寒いこと。
自転車通勤の後、駐輪場トランクから職場へ向かう時は長袖シャツじゃないと肌寒いけど、昼間は半袖シャツじゃないと暑い。
今の職場は特に暑いのだ……。
蚕(かいこ)には思い出が一つーー。
小学生の時に教室で飼っていた。
そして、夏休みの間の世話を、なぜか先生から仰せつかったのだった。
別に生き物係でもなかったのに。
夏休みの間は、桑の葉っぱを取りに行っては、せっせと食べさせていた。
「よく食べるなあ」と思いながら眺めていたけど、特に愛着が湧いたわけじゃなかった。
夏休みが終わったら、教室に戻して、その後、どうなったっけ?
繭から糸を取るまではしなかったような。
理科の授業の一環だったのか?
何だかハンパな取り組みだったなあ……。
旬の魚は岩魚。
旬の野菜はラッキョウ。
旬の果物はメロン。
ラッキョウにも思い出がーー。
発酵食品に興味を持ち始めた頃、ラッキョウの塩漬けを作ったことがあった。
今にして思えば、初心者なのに無謀な試み、と思うのだが、スーパーで大量に値引きしていたので、思わず買ってしまったのだ。
なかなか美味かったけど、それ以上に手間がかかったし、食べても食べても終わらなかった……。
五月は意外に雨の多い月のようだ。
「梅雨の走り」と言う言葉もある。
旧暦四月(卯の月)に降る雨を「卯の花腐し」と呼ぶそうな。
満開の卯の花を腐らせてしまうらしい。
五月雨(さみだれ)と言い、日本語って、しみじみと風流だよなあ。