炊飯器調理で「これは美味い」と感動したのは白菜鍋だった。
塩麹漬けした豚バラ肉と白菜だけのシンプルなやつ。
水を入れない「無水鍋」なことが大きな特徴だった。
水がなくても、白菜から染み出てくる水分は驚くほど多くて、しかも甘かった。
白菜鍋を食べるまで、炊飯器調理では、肉を単品で煮ることが多かった。
炊飯器調理を始めた当初は、米のご飯と一緒に肉を炊いていたけど、糖質制限を意識するようになってからは、米のご飯を控えめにするようになり、いつの間にか肉を単品で煮るようになったのだ。
白菜鍋が美味かったので、肉と野菜を炊飯器調理することに目がいくようになった。
白菜の他には、キャベツやタマネギを試したりした。
で、今、一番、美味いと思うのは、何と言っても新タマネギだ。
白菜よりも甘いし、負けないくらいに水分も出る(もちろん水は入れない)。
この水分は新タマネギだからだろう。
炊飯器から取り出して、どんぶりにあけて、最初に、この滋養たっぷりのスープをすするのが何よりの楽しみなんである。
このスープでラーメンを作ったら、さぞかし美味かろう、と思う。
ダブルスープでも魚介系でもなく、何時間も煮込んだわけでもないのだが、やたらと美味い。
調味料と言えば、肉を塩麹漬けしていたときの塩分ぐらいなのだが、何もかけなくても十分に美味なのだ。
むしろ、妙なものをかけて、この味を汚したくない、とさえ思ってしまう。
新タマネギの旬は3〜5月ぐらいのようだ。
値段もこなれてきた印象で買いやすい。
旬が終わって、普通のタマネギの季節になったら物足りなくなってしまわないか、心配だ。
炊飯器調理した新タマネギを食べるようになってから、キャベツ鍋を食べることは止めてしまった。
キャベツ鍋はあまり水分が出ない。
それに、キャベツはコールスローにして食べた方が美味い。
白菜も、新タマネギと比べたら、見劣りがするように感じてしまう。
値段がずいぶん安くなったので、つい、丸ごと一個買ってしまったけれども、正直、持て余している。
しかたないので、塩麹漬けにした。
旬が終わる五月ぐらいまでは、新タマネギを食べる日々が続きそうだ。
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空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。