本当にやりたい事なんて実は無いのかも。
仕事辞めたいのは確かなんだけど。
辞めたあとに追いかける夢もないし。
金のために我慢して働くことにも、世間の同調圧力や資本主義経済にも馴染めない。
好きなことに没頭することも、SNSの世界にも、評価経済にもフィットできない。
こんなことを、ぐるぐると考えながらマンガを読んでいると、無意識のうちにロールモデルを求めてしまうらしい。
ま、そんなことを抜きにしても、『くーねるまるた』は面白かった。
近々、最終巻(第一部完?)出るようだ。
このタイトルは、2018/3/2に、Kindleに自動配信されます。配信先: ※本タイトルの作品紹介文は、現在作成中でございます。 作成出来ましたら反映致しますので、今しばらくお待ちください。※本タイ...
主人公のマルタは、ポルトガル女子。
日本に留学して大学院を卒業したあとは、母国へ帰らず、無為な暮らしを楽しんでいる。
当然、ボンビーで安アパート住まい。
でも、日々、アパートの仲間やご近所さんと楽しく暮らしている。
特に、金はなくても工夫して美味しいものを食べているのだ。
個人的には、店の奥に眠っている賞味期限切れのイワシのオイルサーディンの缶詰は、脂が良く染みていて美味い、の話が好きだった。
マルタは大学院卒なので、言わば高学歴ニート。
日本一のニートと呼ばれたphaさんと似たような感じ。
都市工学だか建築学だかをやっていたようだけど、建築ネタよりも、好きな絵本ネタの方が多いくらい。
タイトル通り、チープグルメの話が多いけれど、全くグルメと関係ない話もある。
楽しいボンビーライフの指南書だ。
配信先: 「ニート」でも「無職」でも「ひきこもり」でも,会社を辞めても仕事をしてなくても,幸せに生きることはできる。こんなに文明や技術が発達した世の中,インターネットさえあれば,昔ながらの固定した生き...
ちょっと意外なのは、のんびり暮らしているけれど、スローライフでも、スローフードでもないこと。
何より、田舎ではなく、東京で暮らしているし。
収入は、ご近所さんからの頼まれ仕事がメインのようだ。
単独行動も多いマルタだけど、アパートの仲間や、ご近所さんとは仲良くやっている。
ボンビーライフのキモは、やっぱり人間関係ってことになってしまうのか、と思うと、ちょっと憂鬱になる。
人見知り、人づきあい苦手な人間は、いつも、ここで立ち止まってしまうのだ。
そういえば、マルタがスマホを使ってるシーンは観たことがないような。
もしかしたら、ケータイも持ってなかったかも。
スマホはボンビーライフのライフラインであり、最低限のインフラであると思ってたけど。
なんにしろ、海賊王を目指すという夢がなくても、バトルマニアと言う趣味がなくても、日々、ゆるく楽しく暮らしていけるかも、と思わせてくれるマンガはありがたいのだ。
マンガにロールモデルを求めてしまうのも、いかがなものか、とは思うけど。
マンガ以外では見かけないからなあ……。
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それでも何とか世の中についていける。
マンガを読むついでにお勉強してしまおう!
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コストのかからない快適なボンビーライフ、「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。