二月の三連休以来、ちょっと考えこんでいる。
本当にやりたいことって何だろう、と。
いや、あったはずなのだ。
やりたいこと、いろいろ。
しかし、いざ、やろうとすると、とたんに、めんどうくさくなってしまう。
これって、どうしてもやりたいことだったんだろうか?
例えば、自転車ーー。
自転車通勤も数年になる。
台風の日も大雪の日も自転車で通った。
休日にロングライドも、ずいぶんやった。
朝から晩まで、一日、走った。
ブルベに参加したりもした。
しかしーー。
仕事を辞めたり、あるいは、将来、定年になった後、毎日、自転車に乗るだろうか? と考えると、最近は自信が無くなってきた。
自転車通勤は気に入ってるけど、自転車に乗ること自体は、本当に楽しくてやっていたことだっただろうか?
何か、アイディンティティを求めたり、ステイタスが欲しくて、ロングライドしたり、ブルベしたりしてなかっただろうか。
「何やってんだか」と思いながら、走ってなかったか。
やりたいことが、本当にやりたいことではなかったのか。
では、本当は何をやりたいのか、と考えると、本当は何もしたくないのではないか、と言う、恐ろしい結論になりそうだ。
単なる怠け者で、家でごろごろ、街でぶらぶらしてるだけで満たされてしまうのではないか。
何しろ、「ネコのように丸くなって暮らしたい」と公言してるぐらいだ。
さらに恐ろしいのは、運良く仕事を辞められて、あれほど嫌いだった職場から解放されたとして、暇を持て余してしまうのではないか、と言うことだ。
うんざりする人間関係から解放されたとたん、孤独感のあまり、職場を懐かしく思うようになってしまったら、それは、もはや、ホラーだ……。
世間の人は、生活のために我慢して仕事をしろ、それが大人になることなんだよ、と言う。
ネットで成功してる人は、好きなことをやれ、ライスワークじゃなくてライフワークをやれ、まだ労働してるの? と言う。
自分は、どちらにもハマれそうもない。
開き直って、何もしないで、ぐーたらと生きていこうか、と思わないでも無い。
スローライフやていねいな暮らしを隠れ蓑にしてての怠け者ライフもいいかもしれない。
AIには怠けることはできない。
人間だけの特権なのだ。
こんなんで、いいんだろうか?
「それで、いいのだ」と言える日は来るだろうか……。
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