薄い肉を使って、とんかつを作ろうとした。
『大市民』で何度か紹介されているパリサクとんかつだ。
薄いので、スナック感覚で何枚でも食べられる。
以前は家でも作っていて、「ひらひらカツ」と呼んでいた。
ビアホール「銀座ライオン」では、紙カツという名前でメニューに載っているそうだ。
こちらは何でもマヨネーズもついているそうな。
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休日、余裕があるときにチャレンジしてみた。
夕方、まだ明るい時間。
酒粕豆乳ヨーグルト&豆乳甘酒を食べた後、どぶろくを飲みながら、のんびり作り始める。
まずは、パン粉を作るところから。
今回、引っかかっていたのは、このパン粉だった。
最近のパン粉はかなり優秀なようで、揚げ物初心者でも、まずまずな物が作れてしまうと聞く。
けれども、パン粉のラベルを見ると、やたらと添加物が多くて、中でも最恐のショートニングが入っている。
これ、とんでもなく身体に悪いらしい。
このため、とんかつ作りに二の足を踏んでいたのだ。
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このため、冷凍したパンを大根おろし器でおろすことにした。
初めてやる作業だったけれど、かなり細かいパン粉ができた。
冷凍したパンが冷たいので、持つ手を左右に入れ替えながらおろしていった。
このパンは、バナナトーストをよく作っていたときに食べたパンだ。
添加物がなく、イーストフードを使っていない。
値引き品になってたので、買っておいたのだった。
冷蔵庫から、塩麹漬けしておいた薄い豚ロース肉を取り出したら、妙に赤い。
勘違いしていたようで、牛ロースだった。
まあ、牛カツも良かろう、と続けた。
普通なら、片栗粉あたりを肉にまぶしてから、生卵の黄身につけて、パン粉をつける(だったはず)。
めんどうなので、塩麹漬けしていたビニール袋に、直接、生卵の黄身を投入して、よく揉んだあと、パン粉をビニール袋に入れて、さらに揉んだ。
横着だけど、手は汚れない。
フライパンに油を多めにしいて、ビニール袋から肉を取り出して、フライパンへ。
とんかつと言うよりは、カツレツ風だ。
肉をビニール袋から取り出して、ようやく気づいたのだが、どうも、牛ロースではなく、牛バラのようだった。
牛バラって、とんかつ・カツレツ向きなのか?
しかし、もう、途中でやめられない。
思い切ってフライパンへ。
パン粉はダマになり、次々と焦げていき、肉は縮んで丸くなり、焦げる。
何だか、凄いことになってしまった。
ぱっと見、とんかつではなく、焦げたチャーハンに見えた。
食べてみると、負け惜しみかもしれないが、味は、それほど悪くはなかった。
ただ、ちょっと、しょっぱめ。
肉をいったん水で洗った方がよかったか。
塩抜きってやつだ。
まあ、今回、やってみて、しみじみと思ったのだが、とんかつは、もう家では作らないようにしよう。
そう、揚げ物は、外食で食べよう、と決意した。
自分には手に余る料理だった。
もっと簡単でうまい料理を極めよう。
うむ。
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空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。