今朝も、休日だというのに、いつもと同じ時間に起きて、マウンテンバイクで走りに行ってしまった。
我ながら、よくやるなあ。
寒がりなはずなのに。
ロードバイクに乗っていた頃も、朝早く起きて走りに行っていたことはあったけど、どこか義務感めいたところがあった。
特に、ブルベをやっていた頃は、週末は山対策のためにノルマとして走っていた。
走らなきゃ、と言った感じだった。
今は違う。
純粋に走ることが楽しい。
ちょうど秋で紅葉の時期だ。
今のうちに走っておかなきゃ、もったいない感じだ。
赤い紅葉の木々に、低く太陽の光が当たっている様はステンドグラスのようで、どデカいカメラに三脚をしつらえたカメラマンもちらほら。
近所の公園は、野球場など様々な施設に森や林を含めたエリアで、一歩脚を伸ばせば川に着くようなとこだ。
マウンテンバイクで走るところはたくさんあるので、しばらくは飽きそうにない。
と言うか、マウンテンバイクで走るようになってから、こんなにおもしろい公園だったのか、と気づいた次第。
舗装された通路からちょっとハズレれば、MTB天国だ。
霜の降りた芝生のようなところを走ると、29インチタイヤのぶっとい跡がついていた。
それにしても、こんなにハマるとは思ってなかったなあ。
マウンテンバイクは、あくまでセカンドバイクで、特に雨の日にロードバイクで走るのはもったいないから、雨専用にするつもりだった。
まあ、もう数年たつクロモリのロードバイクだ。
のんびり余生を過ごしてもらうつもりで乗るといいのかも。
めんどうくさいことは長続きしない自分だけれど、これはもう本物の予感がする。
残りの人生は、マウンテンバイクとともにありそうだ。
信号のない川沿いの舗装されたサイクリングロードを快適に走るのが好きだったけど、今は、ちょっと退屈だ。
『大市民』風に言うと、「好きな女に飽きてしまったような寂しさがある」ような気がする。
そんな贅沢な気分になったことがないので、よくわからないけど。
ジムでエアロバイクをこいでるのと、変わらないような気がしてきたのである。
今は、舗装された道からコースアウトするのが妙に楽しい。
「走らなきゃ」「速くなきゃ」から解放されたのも嬉しい。
サイクルコンピュータを見ながら、心拍数やケイデンスを一定に保ちながら走るなんて、めんどうくさくてしょうがなかった。
思えば、自分の人生も、舗装された道路を一本調子で走り続けてきたようなものかもしれない。
そろそろコースアウトして、自由気ままに走る時期なんだろうか?
考えすぎかな。
あとがき
今年、初めて、霜が降りてるのを見た。
実際の初霜は、もっと前だったのかな。
情報と体感の間にタイムラグがある時代だな〜。
カテゴリー紹介 #自転車通勤
自転車通勤(約1時間、片道約15㎞)7年目。
クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。
ブルベ経験有り(SR取得)。
「やまめ乗り」修業中。