らくだのライフハック

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やまめ乗り武者修行にオススメ! TI スイム編 #やまめ乗り


TI スイムは、トライアスロンの世界では有名だ。

ただ、どちらかと言えば、水中でビデオ撮影してフォームをチェックすることや、綿密なカリキュラムがクローズアップされることが多いように思う。

そのあたりは、他の人のサイトを見てもらうことにして、ここでは、自分が講習を受けて感じたことの中から、やまめ乗りとの共通点に絞って紹介したいと思う。

  • 誰でもラクに美しく泳げる カンタン・スイミング―効率的に泳ぐトータル・イマージョン(TI)スイム・メソッド | Terry Laughlin, 竹内 慎司 |本 | 通販 | Amazon

  • まず、TI スイムは「ラクに泳ぐ、きれいに泳ぐ」さらに「美しく泳ぐ」ことを目指している。

    これはとても画期的なことだと思う。

    何もオリンピック目指すわけでもないし、速く泳いだところで、上には上がいるのに、普通の人でも速く泳ごうとしてしまうのは不思議だ。

    どうも水泳業界にはマスターズというわかりやすい目標があるので、つい、がんばってしまうようだ。

    マラソンでのサブスリーに似ている。

    まあ、美しく泳ぐことによって、結果的に、以前よりは速く泳げるようにはなるんだけど。

    このあたりは、やまめ乗りが、楽に安全に速く走ることを目指すのと、よく似ている。


    そして、技術的なこと、身体の使い方にも、共通点があった。


    クロールを例にすると、「お尻を浮かす」ように泳ぐ。

    具体的には手で水をかいたあと、手を前方に持っていくとき、水面に置くようにするのではなく、水面から下30㎝あたりを目指して、手を入水させて伸ばすのだ。

    こうすることによって、下半身が水面に浮くようになり、前に進みやすくなる。

    サドルにどっかり座って、後輪に過重し過ぎると前に進まなくなるので、やまめ乗りでは自転車の真ん中に座るように教えているけど、考え方が同じで驚く。


    ちなみに、お尻を浮かすための水着、ゼロポジションと言うのも存在するようだ。

    こちらは使ったことがないけど、目指すところはTI スイムと同じだ。

  • Amazon.co.jp: ゼロポジション マスターズ 5mm厚 ブラック 3Sサイズ: スポーツ&アウトドア

  • あと、クロールは、水をかいて進むものだと思っていたけれど、TI スイムでは、別の考え方をしていた。

    右手で水をかいたあと、右手を前方に伸ばすと、身体が右へ傾く、左手で水をかいたあと、左手を前方に伸ばすと、身体が左へ傾く。

    この、身体を左右に傾けながら推進力を得る、というのが基本的な考え方だ。

    よく、腕をばちゃばちゃ振り回すけど、ちっとも前に進まない人がいるけど、あれは悪い例とされる。

    この考え方も、ちょっとしたカルチャーショックだった。

    でも確かに、水をかこうとするより、手を前に伸ばすことを意識するようになると、楽に前へ進むようだった。

    このあたりも、やまめ乗りと、よく似ている。

    世間では、軽めのギヤをくるくる回すケイデンス重視の走りが流行りだけど、やまめ乗りは足裏に感じる軸を意識して、自転車を左右に傾けながら加速していく。


    自転車でも、水泳でも、本質的なところは同じ、と言うことか。


    カテゴリー紹介 #やまめ乗り

    やまめ乗りを始めて数年。

    実際に講座を受けたのは2回。

    脱初心者目指して自習中。

    このカテゴリーは、「自転車の教科書」と「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」を読んでないとわかりづらいです。

    クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。

    自転車通勤(片道約1時間、約15㎞)継続中。

    ブルベ経験有り(SR取得)。

  • 自転車の教科書
  • 自転車の教科書 ー身体の使い方編ー (やまめの学校)