まだ読んでなかった『きのう何食べた?』の11〜13巻を読んだら、バックナンバーも読みたくなってしまった。
で、10巻から1巻まで、逆順に読んでいった。
たまに、こういう読み方をする。
バックナンバーを読みたくなって、1巻を手に取ると、何度も読んだよなあ、と続きを読む気がしなくなってしまうのだけど、逆順に読んでいくと、するすると読めてしまう。
結果から原因をたどってく不思議な面白さがあるし。
長いシリーズを読み返したくなったらオススメのやり方だ。
これは映画などでもたまに使われてる手法のようで、恋人たちの別れから出会いまでを逆にたどると、ラストはわかっているのに、どきどきしてしまうストーリーになっている。
さて、『きのう何食べた?』 は淡々と家庭料理を作り、食べるシーンが中心なんだけれど、こんなめんどうな料理は作れないので、あまり参考にならない。
作品中でも、主人公(男)が作る料理のマイルールを聞いて、「細けぇ〜」と絶句する女性陣のシーンがあるくらいだ。
この作品は、全体的に日常生活ばかりが出てくるんだけど、ゲイカップルの日常だったり、弁護士の日常だったり、美容師の日常だったり、初老男子の日常だったりと、意外に知らない世界の日常を垣間見せてくれるところが魅力的なのだ。
主人公が「出でよ、白だし」と白だしを投入するシーンなんか妙に印象に残ってる。
スーパーでわざわざ見たりした。
確かに高くて買わなかったけど。
独立せずにイソ弁で満足してる主人公や頼りない息子(同じく弁護士)にがっくりして、うなぎを注文する所長さん(独身女性)。
雇われ美容師で満足してる爆弾処理班のゲイの相方は、やっぱり店長から「独立してくれ」と言われていたり。
パソコンは使えるけど、ATMでお金をおろせないお父さんがガンで手術したり。
あるあるシーンが盛りだくさんで、共感力の高い作品だ。
家庭料理はマネできそうもないけど。
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