自転車通勤編:土日がずっと雨でも、月曜の朝が楽しみになってしまう理由


土日と雨に降りこめられた後の月曜の朝は快晴だった。

「台風一過」という言葉がふさわしい。

空は透き通ったように青いし、道路は念入りに掃かれたように砂や小石がなくなっている。

台風が通り過ぎた朝に走ることは、自転車通勤の大きな楽しみの一つだ。


普段なら、同じように考える人は多くて、台風が通り過ぎたあとの朝は、川沿いの遊歩道&サイクリングロードに出てくる人が多い。

自転車やランナーやウォーキングの人、いずれも水かさが増えた川面を眺めては頷いたりする。

でも、今朝は、まだ風が強いせいか、あまり人出はなかった。

清潔な空も、クリーニングされた道路も独り占めだ。

念入りにベッドメイキングされたホテルの部屋に入るみたいに。


おまけに、サイクリングロード脇が、すっかり除草されていた。

濡れたススキの穂が顔にべたりと張り付いたりして気持ち悪かったけど、さっぱりとキレイになっていた。

いつの間に、やってくれたんだろう?

金曜の夜にはやってなかったはず。

土日の雨の中やったんだろうか。

なんにしても、ありがたい。


その代わりと言っては何だけど、テレビや灯油缶などの粗大ゴミが、点々と並べてあった。

草むらの中に不法投棄されていたゴミが、白日の下にさらされたと言うわけだ。


川のほうも、上流から流されてきたゴミが川岸にたまっている。

主にペットボトル。

ペットボトルと言うのは、軽くて薄いのに、つくづく丈夫な素材なのだと感心してしまう。

台風が来るたびに、大雨が降るたびに、そう思う。 それだけゴミを川に捨てる奴らがいるってことだけど。


台風が通り過ぎたあとの川沿いには、カラスがすっかりいなくなるのも嬉しい。

クレバーな鳥なので、台風の前後には危険を避けて、どこかに避難しているのであろう。

よく、クルマにはねられたネコの死骸をカラスがついばんでいたりする。

月曜の朝から、そんなものを見せられるとげんなりとしてしまうものだ。

荒野じゃあるまいし。


月曜の空気中のチリあくたがなくなったせいか、やたらと日差しが強かった。

ぎらぎらと川面に乱反射して、日差しだけ見たら夏のようだ。

まぶしくて、手をかざしながら歩いている人もちらほら。

それでも、風は肌寒い。

もう、10月も終わりだ。

台風も、そろそろ打ち止めにしてもらいたい。

帰宅したら、木枯らし一番のニュースをやっていた。


自転車通勤編プロフィール

自転車通勤(片道15㎞)7年目。
クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。
ブルベ参戦経験有り(SR取得)。
「やまめ乗り」修業中。