らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

やまめ乗り 2年生:古武術のセミナーは難易度高いけどおもしろかった。参考になるかも。

古武術のセミナー

やまめ乗りの参考になるかも、と思って、古武術のセミナーを受けたことがある。

古武術の動きを使って、日常生活を楽に過ごせるようにしよう、て趣旨のものだった。

講師は、甲野 陽紀先生。

ナンバの動きで有名な古武術家、甲野 善紀先生の息子さんだ。

甲野 善紀先生のセミナーも、ずいぶん前に受けてみたことがあるけど、大変高度な内容で、ほとんどの受講生が何をやってるのか、さっぱりわからなかった。

なんか、すごいことやってんな、ぐらいは、わかるんだけど。

今にして思えば、体幹の筋肉を使って動く、ということをやっていたんろうけど、まだ、体幹の筋肉やインナーマッスルという概念はポピュラーではなかったのだ。

本も何冊か読んでみたけど難解だった。

それよりは、息子さんの甲野 陽紀先生の書いたものは、まだ、わかりやすいような気がした。

そんなわけで、受講してみたのだった。

  • 甲野善紀 甲野陽紀 驚くほど日常生活を楽にする 武術&身体術 「カラダの技の活かし方」 (DVDブック)
  • 甲野善紀と甲野陽紀の不思議なほど日常生活が楽になる身体の使い方 DVD映像120分 日常動作を磨く77のコツ (DVDブック)

  • 意識と身体の関係

    受講生は数人のセミナーだったけど、内容は高度だった。

    いや、高度すぎた。

    個人的な感想だけど、どのような意識を持てば、身体を自在に動かせるか、といった内容だったように思う。

    運動量は少ないけど、神経を使うので、かなり、ぐったりしてた。


    りんごとお盆

    一番、印象的だった「稽古」を紹介しよう。

    稽古と言うよりは、実験みたいだったけど。


    最初に、先生が、片手の手のひらを上に向けて立っている。

    先生「手の上に乗っているのは何でしょう?」

    A「りんご」

    B「お盆」

    次に、Aさんが普通に立つ。

    Aさんの前に先生が立つ。

    先生が「お盆」と言って、Aさんの肩を横から押す。

    Aさんは、ぐらつく。

    先生が「りんご」と言って、さっきと同じように、Aさんの肩を横から押す。

    Aさんは、ぐらつかない。


    今度は、先生とBさんとで同じことをする。

    Bさんは、「りんご」ではぐらつくけど、「お盆」では、ぐらつかない。


    古武術陰陽師

    まるで、魔法の呪文のようだった。

    言葉のもつ力、意識と身体の関係。

    そういえば、安倍晴明を主人公とした小説『陰陽師』で、「呪(しゅ)」とは、名である、言葉である、てなセリフがあったっけ。

  • 陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)
  • 陰陽師 コミック 全13巻完結セット (Jets comics) [マーケットプレイス コミックセット]

  • 再チャレンジ古武術

    講座シリーズが終わった後は、ちょっと解放された気分になった。

    正直、今の自分には、ハードルが高すぎたようだ。

    今はまだ、やまめ乗りを通じて、自分の身体の感覚を追っかけていく方がおもしろい。

    それでも、いつかは頭打ちになるだろうから、その時は、古武術に再チャレンジしてみたい、と思っている。


    やまめ乗り 2年生プロフィール:

    やまめ乗りを始めて数年。実際に講座を受けたのは2回だけ。
    脱初心者目指して自習中! このカテゴリーは、「自転車の教科書」と「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」を読んでないとわかりづらいです。
    クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。
    自転車通勤(片道15㎞)継続中。
    ブルベ経験有り(SR取得)。

  • 自転車の教科書
  • 自転車の教科書 ー身体の使い方編ー (やまめの学校)