二度手間はお嫌⁈
最近、割とよく見かけるようになったタイプの人の話。
一人目は、二度手間を必要以上に嫌がる人だ。
まあ、誰だって、一度ですむならその方がいいに決まってるし、もちろん、自分だって、嫌に決まってる。
ただ、ものには限度があると思うのだ。
二度手間が嫌なあまりに、事前にきっちりと話を詰めておきたがるのは、ちょっと困りものである。
先回りしてシミュレーションして、あらゆる場合を想定して、こういう場合はどうなるのか、ああいう場合はこうなるのか、しつこく追求しないと気が済まない。
自分が納得できないと、相手にきちんと伝えられませんから、みたいなセリフをよく言う。
そう言われても、もう少し具体的な話を聞かせてもらえないと、こちらも突っ込んだ話しかできないんだけどなあ。
このままだと、一般論か原則論みたいな話だけしか言えないんだけど。
とりあえず進めてみたら、たたき台を作ってみたら、と話すけど、いつまでたっても、同じところでぐるぐるしている。
アタマは良さそうなのにな。
失敗するのがものすごく嫌みたいなんだけど、別に失敗というほどのことでもないのに。
準備マニアの人
もう一人の話は、事前の準備を必要以上にする人。
これは、二度手間を嫌がる人とカブってることも多い。
後で、文句を言われたりするのが嫌なので、どんなケースになってもいいように、細かいところまで理論武装するタイプ。
確かに、理屈はそうなんだけど、何もそこまですることないのに、と思うことが多い。
理屈は正しいし、しかも、仕事熱心なので、文句が言いづらいのも困りものだ。
こっちが悪者になってしまう。
完璧主義なので、山ほどサービス残業をしてる。
偉いと言えば偉いんだけど。
自分などはサクサクやって、何か言われたら、ササッと対応すればいいや、と思ってるのでやりにくいことこの上ない。
ちなみに、文句を言われないように、どれだけがんばっても、けっきょくは何か言われてしまって、カリカリすることが多いようだ。
で、ますます事前の準備が増えていくという悪循環になっている。
なんだかなあ。
いじめられないようビクビクしてる子どもは、なおさら、いじめられやすいって言うけど、なんだか似たものを感じてしまう。
何か言われたからって、相手がどれほど真剣に言ってるかによるし、ある程度はスルーした方がいいと思うんだけど。
やればいいじゃん!
どちらのケースにしても、さっさとやってしまえばいいのに、というのは共通している。
こんなことを考えていたときに、ホリエモンの本を読み始めたら、いきなり一行目から「やればいいじゃん」と書いてあって、思わず吹き出してしまった。
シンプルだなあ。
賛否両論な人だけど、「好きなことにとことんハマれ!」という言葉には共感する。
本との話:ガイド
本と読書についての本音の話。。。