らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

本との話:『ひきこもらない』 隠れひきこもりとニートの違いは?

京大卒 日本一の元ニート

作者のphaさんは38歳。
あいかわらず無職で、おひとりさま男子だ。

なんでも、ニートの定義は34歳までだそうで、phaさんは、「元」ニートになる。

  • ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
  • ニートと引きこもり

    そもそも、ニートと言う言葉も、日常生活では耳にしなくなった。
    むしろ、引きこもりの方がリアルに響く。

    ニートは働かないだけで、引きこもりではない。
    結婚はしてないだろうけど。
    単に、働くことを拒否した人がニートらしい。

  • 持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない
  • 自活する元ニート

    phaさんの場合は、親や恋人に食わせてもらってるわけでもない。
    ライター系の仕事で忙しいようだ。

    自分から見ればーー。
    ・自活している。
    ・高学歴
    ・シェアハウスの活動
    ・文章が書ける。
    これらが、phaさんと普通のニートとの違いだろう。

  • しないことリスト
  • インドア非社交的定職者より

    自分のような人間から見ると、phaさんの生活は、ずいぶん活動的だし、社交的だし、経済的にも余裕があるなあ、と意外に思える。

    「理想のサウナを求めて名古屋へ」行ったりなんか、とてもできないし、シェアハウスで他人と暮らすなんて無理だし、けっこう旅行にも出かけてるし、海外や小笠原諸島まで行っている。

    確かに仕事はしてるけど、仕事以外は、趣味の自転車を除けば基本インドアで、人づきあいも苦手な自分と、どう違うんだろう? と考えてしまう。

    違いと言えば、職についてるくらいで、phaさんの場合は、立派にフリーランスとして自活しているのだ。
    むしろ、もろもろのことに縛られずに、自由にすら思える。

  • ひきこもらない (幻冬舎単行本)
  • がんばらない堂々

    その一方で、がんばらずに、縛られずに、堂々とだらだら生活してるphaさんを見ると、ホッとする自分もいる。

    ナマケモノとして共感を覚えることも多い。
    海外や小笠原諸島まで出かけても、特別なことはしないで、普通に過ごしたり、タイのマンガ喫茶で、日本人が描いた、古代中国を舞台にしたマンガをシリーズ読破して独りごちたり。

    ロールモデル難易度高し

    ニートのphaさんは、定職につかず、定住もせず、家族も持たないライフスタイルを築いている。
    定職の代わりに「ナリワイ」として、シェアハウスをプロデュースしたり、フルサトを作ろうとしたり。

    ただ、仕事してるだけ、それだけで溺れてしまいそうなナマケモノにしたら、セミリタイアしたときのロールモデルにしたいけれど、アグレッシブ過ぎて、自分には無理だなあ、などと思ってしまうのだ。

  • フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方
  • 本との話:ガイド

    本と読書についての本音の話。。。