らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

限界ハウス、ダメ家事男子。:「ていねいな暮らし」なんてできそうにない

省エネモードな夜

ぐったりと疲れて帰宅。
腹は減りまくりだ。

豆乳ヨーグルトに、甘酒をかけて、かきこんだ。
まだ、足りないので、冷蔵庫に作り置きしていたおいなりさんを電子レンジでチンして食べる。
ようやく少し落ち着いた。

湯船にゆっくりとつかりたいところだけど、そんな余裕はなさそうだ。
シャワーだけですませる。
肌寒い日じゃなくて助かった。

あらためて、晩ごはん。
タイマーセットしたご飯が炊きあがっている。
梅干し、生卵、納豆、野菜の漬け物を乗せて、湯漬けにしてかきこんだ。

納豆は、たんぱく質摂取のため2つあける。
酢麹を、ちょっと垂らして食べると美味い。

どぶろくを果汁100%ジュースで割って飲んだ。

コーヒーは、コーヒー断ちを実験中だ。

洗濯物は明日へ先送りすることにして、何とか歯だけみがいた。

ようやくベッドへダイブ。
気絶するように寝てしまった。

ちょうどいいかげん発酵術:ヨーグルトを継ぎ足しで作ろう! - 最初からこうすれば良かった……。

限界ハウス、ダメ家事男子。:これから冬にかけての必殺メニューは「湯漬け」で決まり! - 最初からこうすれば良かった……。

限界ハウス、ダメ家事男子。:いきなりコーヒー断ちを始めてみた - 最初からこうすれば良かった……。

けれども楽な夜

振り返ってみると、味気ないような生活だ。
疲れてるときの省エネモードな夜だった。

けれども、すごく楽な夜でもあった。
睡眠時間たっぷりだったし。

粗食に思えるけど、腹が減ってると、もう、なんでも美味いのだ。
十分、満足な食事だった。
どぶろくも美味かったし(手前味噌か?)。

シャワーも浴びて、歯もみがいて、清潔なベッドで寝る。
ストレスフリーで過ごせている。

スローライフは夢のまた夢

こういう最低限の要素だけ満たしていく生活は、これはこれで、すごく楽だ。
へたにあれこれやろうとするよりは、たっぷりと寝た方が、精神的にも肉体的にも楽だし。

こんな時に思うのは、自分には、「ていねいな暮らし」とか、「不便さを楽しむ」みたいなスローライフは無理なんだろうな、てことだ。

スローライフの理念には憧れる。

でも、自分にはできないだろうな、と思う。
例えば、コーヒー豆を小さなフライパンで焙煎して、手動ミルでひいて、お湯をのの字をかくようにゆっくりとかけ回して、香りを存分に楽しんでから、ゆっくりと飲み始めるような。
憧れはあるんだけど。

スローライフができる人は、時間的にも、経済的にも、精神的にも、肉体的にも余裕がある人にしか難しそうだ。
生きづらい世の中で、ひいひい言ってるナマケモノには、湯漬けをかきこんで、ベッドへ倒れこむのが精一杯だなあ。

いつか、定年になって、時間に余裕ができたら、スローライフも実現可能になるんだろうか。
めんどうくさいことが死ぬほど嫌いな人間には、「便利」と「楽」は捨てられないような気がしている。

限界ハウス、ダメ家事男子。プロフィール

空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。