やまめ乗りから古武術へ
やまめ乗りがきっかけで、身体の使い方に興味を持つようになり、その延長で、古武術にも関心を持つようになった。
古武術と言っても、実際に殴ったり蹴ったり投げたりするのではなくて、「古武術の動きを使って日常生活を楽に過ごそう」な感じのやつだ。
やってみてわかったけど、やまめ乗りと古武術はとても相性が良さそうだった。
ジャパニーズ・スタンダード
もともと、やまめ乗りは堂城先生のお父さんが教えていた空手の動きがベースになっているらしい。
その空手は、いわゆるパワー空手とは一線を画するもので、柔術の動きに近いものであったようだ。
だとしたら、やまめ乗り→空手→古武術は、なんとなく、うなづけるような気がする。
やまめ乗りは、堂城先生が、胴長短足の日本人向けに開発したものだし、古武術、つまり「和の動き」とは相性がいいはずである。
深遠すぎた古武術の世界
野球、陸上、バスケなど、様々なスポーツで応用される度に話題になった。
本もたくさん出してる。
実は、ずいぶん前だけど、講座を受けたこともあった。
しかし……。
なんか凄いことをやってるらしい、ということはわかるのだが、技のレベルが高すぎて、いったい何をやっているのか、さっぱりわからなかったのである。
受講生の誰もわからなかったようだった。
本も難解で、とりあえず理解できるのは、自分には無理そう、てことぐらいだった。
わかりやすくなった古武術の世界
しかし、良くしたもので、甲野先生のお弟子さんや息子さんがわかりやすく教えてくれるようになったのだ。
そのお弟子さんが、岡田慎一郎先生だ。
岡田先生は古武術の身体の使い方を介護に応用した人で、教え方も実務的でわかりやすかった。
かかとを地面につけてしゃがむ、いわゆる「うんこ座り」、「ヤンキー座り」の姿勢で草刈りをする動きなどがおもしろかった。
影響を受けて、家の掃除はクイックルワイパーでやっていたのを、しゃがんでぞうきんでふき掃除するようになった。
20分もやってると、股関節が軟らかくなる。
和の生活は、そのまま上手な身体の使い方になっていたようだ。
もう一人、息子さんが甲野陽紀先生だ。
自分が受けた講座では、意識の持ち方次第で身体の動きがどう変わるか、をやっていた。
やまめ乗りの講座でも、やみくもに力を出そうとするよりも、ただ腕を曲げるだけ、ただ脚を伸ばすだけ、と意識して脱力した方が、結果的により大きな力を出せる実験をやったりしてた。
極めていくと、似たような境地にたどり着くのかもしれない。
堂城先生も、「姿勢のプロ」に習いに行くことを勧めたりしている。
古武術はオススメだ!
やまめ乗り 2年生プロフィール
やまめ乗りを始めて数年。実際に講座を受けたのは2回だけ。脱初心者目指して自習中! このカテゴリーは、「自転車の教科書」と「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」を読んでないとわかりづらいと思います。クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。自転車通勤(片道15㎞)継続中。 ブルベ経験有り(SR取得)。