ポジションを変えてから
ハンドルの握り方を変えたり、サドルを上げたりしてポジションを変えてから、なかなか調子が良い。
おおざっぱに言うと、低い姿勢の立ちこぎに近い感じだ。
自転車通勤してて、片道約一時間くらいだったのが、約50分ぐらいになってる。
朝の10分は貴重なので、とても助かっている。
で、最近、ポジションや、上半身のおじぎの角度を、3つのチェックポイントで決めるようになった。
一つ目は立ちこぎ
ケンケンでスタートした後、加速がてら、しばらく立ちこぎをする。
自分の場合、立ちこぎしてるときの方が、前へするすると進んでいるかどうかがわかりやすいのだ。
しばらくの間、肩甲骨や股関節をごきごき言わせながら、おじぎの深さを変えてポジションを探る。
朝はどうしても身体が硬い。
いい感じで進むポジションが見つかったら、そっとサドルにお尻を落とす。
と言うより、いいポジションの近くにサドルがあるはずなので、それを確認する感じ。
二つ目はオフロードと坂
しばらく走ると川土手へ出て、オフロードを走る。
この時に、するする前へ進むかチェックする。
草むらをロードバイクで走ると、たいていの場合、とたんに進まなくなる。
そのかわり、荷重バランスが上手く取れると、びっくりするほどするする前へ進むので、ポジションが探りやすい。
オフロードが終わると、土手上りの坂があって、ポジションを坂用にシフトする。
と言っても、結局は荷重バランスを感知しながら、おじぎの深さを変えるだけだ。
草むらを快適に走れなかったらポジション取りに失敗したことになるし、坂をスムーズに越えられなかったら、シフトに失敗したことになる。
どちらも「やまめの学校」名物の練習法だ。
三つ目はハンドルが持ち上がるかどうか
ペダルを回す時、自然にハンドルが引かれる、ハンドルが持ち上がるようなおじぎの角度を取れると、自転車はぐいぐい前へ進んでくれる。
自分で思っているよりも、おじぎは浅めの時が多い。
とにかく、おじぎは深くなきゃ、と思いこんでいたときには気づけなかったことだ。
これは「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」で紹介されていた「見えない荷重移動」と同じだと思う。
前輪の荷重が抜けて、前へ進みやすくなるのだ。
オマケの脱力
こんな感じで試行錯誤してるんだけど、意外なオマケもあった。
立ちこぎすることが増えたのである。
その分、スピードは上がって時間短縮につながってるようだ。
速く走るために立ちこぎしなきゃと思うと、ストレスがたまるけど、ポジション取りのために立ちこぎしてると考えると、ずいぶん気分的に楽なのだ。
これは、「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」の「脱力した動作には力がある」のと同じではないか、と思う。
あれこれ探りながら走っていると、ただ走っているよりも、速く走ろうとするよりも疲れない。
それでいて、前よりは速く走れている。
特にがんばってるわけでもないのに、いつの間にかけっこうがんばれてるのは、なんだか不思議な気分だ。
やまめ乗り 2年生プロフィール
やまめ乗りを始めて数年。実際に講座を受けたのは2回だけ。脱初心者目指して自習中! このカテゴリーは、「自転車の教科書」と「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」を読んでないとわかりづらいと思います。クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。自転車通勤(片道15㎞)継続中。 ブルベ経験有り(SR取得)。