ラクダのコブは必要?
やまめ乗りを始めた理由は、自転車雑誌に載ってるような乗り方に、どうしても馴染めなかったからだ。
骨盤を立ててラクダのコブを作る。
軽めのギアを回してケイデンスは90。
心拍数を目安にするのも長続きしなかった。
ケイデンスは90?
骨盤を立てる姿勢は窮屈で、前を向いてると首が痛くなって困った。
ケイデンスはなかなか90にならない。
80台あたりをうろうろしていて、速く回さなきゃ、というプレッシャーも、サイコンを見つめながら走るのもストレスフルだった。
心拍数も、なかなか上がらなかった。
計算式でハジき出した数値に達するには、シャカリキになって走らなければならなかった。
胸にベルトを巻くたびに「ひゃっこい」と思ったし、やっぱりサイコンの数字を見ながら走るのは嫌だったのだ。
じてんしゃ日記2012
そんな時、高千穂遙さんの本でやまめ乗りの存在を知り、飛びついたのだ。
タイトルは「ロードバイクQ&A 今さらきけないソボクな疑問」だった。
高千穂さんと一本木蛮さんのマンガで紹介されてたのもマンガ好きの自分にはポイントが高かった。
出不精な自分にしては珍しく、長野へ教わりに行くことに。
ゆるゆると長く
安曇野へ2回ほど講座を受けに行き、カルチャーショックで打ちのめされた。
前後して、「自転車の教科書」と「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」が発行される。
ロングライドに熱中したり、ブルベにハマったりしたこともあったけど、今は自転車通勤とクルマ代わりの街乗りだけだ。
日常生活の中で、自転車に乗るついでに、やまめ乗りを練習してるような、かなり、ゆるい感じで取り組んでいる。
やまめ乗りには賛否両論あるようだけど、自分の場合は「あたり」だったようで、結果的に長続きして今に至った。
やまめ乗りと古武術
中でも、身体の使い方はおもしろくて、自転車に乗っていないときでも、「やまめ乗り風歩き方」みたいなことを普段からやってみたりした。
勢い余って、「古武術の動きで日常生活を楽に過ごす」な講座を受講してみたり。
やまめ乗りと古武術はかなりシンクロするような気がする。
普段使いのやまめ乗り
このまま、普段の生活の中で、自転車に乗るときや、身体を動かす時に、やまめ乗りを意識していくことになりそう。
身体を動かす時と言うのは、座ったり、立ったり、歩いたりする時も含まれる。
大変そうに見えるかもしれないけど、実際は、あらたまってランニングしたりヨガやったりするわけでもないので、かなり楽だ。
一年中、毎日、一日中、やまめ乗り。
死ぬまでかどうかは、さすがにわからないけど、当分は続きそうな気配だ。
やまめ乗り2年生プロフィール
やまめ乗りを始めて数年。実際に講座を受けたのは2回だけ。脱初心者目指して自習中! クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。自転車通勤(片道15㎞)継続中。 ブルベ経験有り(SR取得)。