晩御飯を食べ終わった後は、コーヒーを飲む。
今ならアイスコーヒーだ。
やかんでお湯を沸かす。
電気ポットもあるけど、もう、お湯は湧いてるけど、あえてのやかんなのだ。
やかんのお湯が沸いたら、コーヒーをいれる。
残ったお湯は、流しに置いてある、どんぶり、皿、マグカップ、ハシの上に、ざばざばかける。
しばらくして、ちょっとだけ、お湯が冷めたら、どんぶりやらのお湯を捨てる。
冷めたと言っても、まだ熱いので、やけどしないよう注意が必要だ。
油汚れでなければ、もう、ほとんど汚れは落ちている。
後は、ふきんで水を拭き取ればきれいなもんだ。
台所用洗剤で洗うよりも、よっぽどきれいになる。
今夜はカレー味つけの牛バラ肉を食べたので、どんぶりは真っ黄色だったけれど、熱湯を注いで拭き取ったらぴかぴかだ。
もっとも、これは洗い物が少ないからできることだ。
おひとりさまぐらいにしかできない芸当だろう。
でも、洗い物が少なくなるように、一応、工夫はしているのだ。
メニューはだいたい乗っけメシというか、どんぶり物というか、だし。
マグカップ一つで、豆乳ヨーグルトを食べたり、どぶろくを飲んたりしてるし。
キャベツの塩麹漬けを皿に盛ったけれど、どんぶりに直接盛ってしまえば、またさらに洗い物が減るかも。
それに汚れが落ちるだけでなく、熱湯消毒にもなる。
時々、サーモスの水筒にもやかんの熱湯をかけることがある。
特に、この梅雨の時期は雑菌が心配だし。
さらに、どんぶりやら水筒に注いだ熱湯を捨てる時、流しで汚れていそうなところへ、お湯をかける。
熱湯と言うほどではないにせよ、やけどしそうになるくらいには熱いお湯だ。
ある程度の消毒にはなる。
実際、これをやると流しのぬるぬるができにくくなる。
まな板にかけてもいい。
ゴシゴシと洗ってもたいして取れなかった汚れが簡単に落ちる。
このやり方は、お湯を沸かしてかけるだけ。
お湯は晩御飯を食べてる間にでも沸かしておけばいいから、特に手間がかかったという感覚もない。
実に楽チンなのだ。
ステンレスの流しだと、お湯を流した時にベコベコ音がするけどね。
あとがき
禅宗の食事作法では、ご飯を食べ終わった後のお茶碗にお湯を注いで、たくわんなど香の物で、飯粒をふき取るようにしてお湯を飲むとか。
合理的だ。
味噌汁はあまり好きではないので、時々、塩麹で吸い物を作ることがあるのだが、ご飯を食べ終わった後のどんぶりでやってみようか……。
限界ハウス、家事男子。プロフィール
空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を過ごすべく試行錯誤中。テーマは衣食住・炊事・洗濯・掃除・健康・マネーなど。