ブルベを始める時に誰でも考えるのは「自分が本当に◯◯㎞も走れるの」でしょう。
自分の回答としては、「休日、朝から晩まで走れるだけの脚力があって、200㎞以上の距離を稼げるようなら、とりあえず参加してみてもいいんじゃないか」です。
12時間走るとして、途中、休憩したり食事したりを入れて、時速20㎞平均で走れるならトータル200㎞は走れるでしょう。
それだけできることを確かめたら、後は実践しかないのでは? と思います。
「試しに走ってみればいいじゃない」と気楽に言ってくれる人がたまにいます。
実は自分もそう思ってました。
計画も立てました。
600㎞ブルベは制限時間40時間で、土曜日の朝5時にスタートして日曜の夜9時までにゴールイン、てのがよくあるパターンです。
それをハッピーマンデーの三連休の時にやる。
月曜日は休養日にあてる。
しかし、実行に移すことはありませんでした。
直前で、我にかえったからです。
試しに600㎞走って、本番でまた600㎞走る。
どう考えても、嫌すぎる!
いくら自転車好き、ロングライド好きでも限界というものがあるでしょう。
実行に移さなくて幸いでした。
ところで、300㎞ブルベのことを「ブルベマジック」と呼ぶようです。
ブルベの距離は200㎞、300㎞、400㎞、600㎞で、300㎞以外は偶数倍です。
300㎞だけが仲間はずれ。
でも、この300㎞という設定が絶妙なのですね。
普通、ロードレースは200㎞超。
300㎞を超えることはありません。
休日のロングライドでも、1日で300㎞を走りきる人はまずいないでしょう。
ほとんどの人にとって、300㎞オーバーは未知の領域なのです。
200㎞から400㎞へと行くにはハードルが高すぎる。
間に300㎞を挟むことによって、スムーズに400、600へと移行していけるわけです。
実際、自分がブルベを走った時も、300㎞が一番キツかったですね。
休日に200㎞を走れたら、あとは実践! でしょう。
練習と本番は、天と地ほど違います。
10回練習するよりも1回の本番、です。
本番のテンションと、一緒に走る参加者の存在が力をくれます。
無事に完走することを祈ります。
あとがき
自分の場合、お試し休日200㎞は川沿いのサイクリングロードでした。
川の上流ヘ、または海へ。
クルマや信号の心配もなく、地図を見なくても大丈夫。
思えば恵まれた環境でした。
疲れると判断力が鈍ります。
くれぐれも事故には注意! です。
へなちょこブルベ プロフィール
一年間、ブルベに参戦。 なんとかSR(スーパー・ランドナー)取得。 このブログは以下の人に捧げます。 ① 速く走れないけど、長く遠くへ走ってみたい人。② ブルベをやってみようか迷ってる人。 ③ ブルベをやってるけど、いつも制限時間ギリギリの人。