らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

グルメの「お作法」:思い出の「冷凍イチゴ」

スーパーヘ行ったら「とちおとめ」が1パック150円でワゴン売りされていました。

(関東在住なので、「あまおう」よりは「とちおとめ」を応援したいですね)

値引き品の黄色いシールが貼ってあります。

思わず5パック買ってしまいました。

ものすごく久しぶりに冷凍イチゴを作ります。

 

「冷凍みかん」はともかく、冷凍イチゴはあまり聞いたことないんじゃないでしょうか。

自分にとって、冷凍イチゴは「おばあちゃんの味」です。

 

夏休みに田舎のおばあちゃん家ヘ行くと、食べさせてくれました。

家庭菜園でとれたイチゴを、夏まで冷凍庫いっぱいに凍らせてくれてたのです。

スーパーで売ってるのよりは小ぶりで、それこそ「あまおう」みたいな甘さはなかったと思います。

でも、小さなイチゴを一個ずつ口に入れて舌で転がし、軟らかくなったら噛みしめる。

夏におばあちゃん家でしか食べられないものでした。

 

そんなに好きなら家でも作れば良さそうなもんですが、不思議と作りません。

「おばあちゃん家で食べるもの」とインプットされているんですね。

「そういうものだ」と。

意外と「○○でしか食べない」て食べ物は、誰でも一つ二つあるんじゃないでしょうか。

そして、そういう食べ物は記憶に残りやすい……。

おばあちゃんも、おばあちゃん家も、夏休みの冷凍イチゴも思い出になってしまいました。

 

冷凍イチゴを作ると言っても、洗ってヘタを取って、ビニール袋に入れて冷凍庫ヘ放りこむだけです。

小さなビニール袋に5個ずつ入れて20セットばかりできました。

大事に食べて行きます。

 

それにしても、冷蔵庫・冷凍庫は大型化が進みました。

おばあちゃん家のは今の時代なら一人暮らし用くらいの小ささでした。

その小さい冷凍庫をイチゴでぱんぱんにして、孫のために夏まで凍らせておいてくれてたんですね。

 

今日は初夏の陽気ですが、これから「うっとうしい梅雨」と「猛暑(酷暑?)の夏」を迎えます。

久々の冷凍イチゴで、涼しく乗り切れたらいいですね。

 

あとがき

冷凍イチゴを作るには、ちゃんとした甘いイチゴよりも、小ぶりだったり、甘くなかったり、ちょっと傷んでたり、要するに「値引き品」が向いているようです。

 

グルメの「お作法」:

「何を食べるか」ではなく「どうやって食べるか」に特化したカテゴリーです。  ミシュラン三ツ星店では味わえないチープシックなグルメについて書いていきます。