らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

へなちょこブルベ:速く走れない人はブルベに出よう!

いきなりですが、ブルベに参戦したのは、速く走れなかったからです。

でも、長く、遠くへ走ることならできそうだった。

だったら、長距離ライダーへと特化しよう、ロングライダーとしてキャラを立てよう、差別化を図ろう、そう思ったのです。

 

「そんなこと気にしないで、楽しく走ればいいじゃない」

全くの正論です。

ほんとうに、そのとおりだと思います。

でも、なんだか、もやもやが残るんですね。

 

自分がお世話になっている自転車屋の常連さんたちの影響もありました。

みな、個性的な人ばかりです。

・ピストで競輪場を走る人

(毎月最後の日曜日は一般市民に解放されるんだそうです)

・自称スプリンター

・70代後半でロードレースに出てる人

(年齢制限で引っかかったこともあるそうです)

・耐久レースに出てる人

・ヒルクライマー

・ダウンヒラー

う〜ん。

見事なくらいにバラバラですね。

店長も、よくこれだけいろんな自転車のサポートができるもんです。

まぁ、こんな環境にいると、自分も他の人がやってないジャンルを目指そう、と思うわけです。

 

そんなこんなでロングライドに熱中するようになります。

 川の近くに住んでいるので、休日は川沿いのサイクリングロードを走ります。

川の上流へとどこまでも遡ったり、川を下って海まで行ったり。

朝から夕方まで丸一日走ることも珍しくありませんでした。

 

 今にして思えば、なんでこんなに長く走る必要があったんだろう、て感じです。

気持ち良く汗をかいて、美味しいビールを飲むのなら、1〜2時間も走れば充分でしょう。

実際、走ってる最中に「いったいなんでこんなにしんどいことしてんだろ」と我にかえることもありました。

それもこれも「自分は速く走れない」というコンプレックスからだったと思います。

「長く走るのが楽しい」だけじゃなかったのは確かです。

 

ロードバイクを買ったばかりの頃は、ただ、乗ってるだけで楽しかったはずです。

でも、みんな、それだけでは飽き足らなくなっていく。

で、レースに出たり、サークルに入ったり、メカに凝ったり……。

で、自分の場合は、ロングライドやブルベへと向かったわけです。

 

速く走れないのがなんかイヤだけど、楽しめばいいとも割り切れない。

典型的な「楽しみベタの日本人」ですね。

でも、そんな人は、ロングライドやブルベにチャレンジしてみてもいいかもしれません。

もやもやを抱えているよりはマシかも。

「こちら側ヘ、ようこそ」です。

 

へなちょこブルベ プロフィール:

一年間、ブルベに参戦。 なんとかSR(スーパー・ランドナー)取得。  このブログは以下の人に捧げます。 ① 速く走れないけど、長く遠くへ走ってみたい人。② ブルベをやってみようか迷ってる人。 ③ ブルベをやってるけど、いつも制限時間ギリギリの人。