自転車通勤を職場でカミングアウトしたことで、ラクになったことがありました。
それは、世間話のネタに困らなくなったことです。
自分の場合、世間話や雑談のたぐいがとても苦手です。
たいして興味のないことを、とても関心があるみたいにあいづちをうって、微笑みを絶やさず、相手を喜ばせるリアクションをとるといった芸当ができないのです。
逆に、あからさまに何か話しかけなきゃという感じで、コミュニケーションをとろうとする人もいます。
間がもたない、黙ってると気まずい、わかるような気もしますが、当人も、どうでもいいと思ってる話題を無理やり振られてコメントを求められてもなあ、と思ってしまいます。
とりあえず間をもたせたら、一仕事したぜみたいな感じでひるがえってしまわれるのも、なかなかに疲れるものです。
世間様とのおつきあいも大変です。
こんなことで消耗してんのは自分くらいなんだろうか、と思っていたら、最近、ビジネス本で、「雑談力」みたいな本をけっこう見かけるようになりました。
みんな苦労してんのかな?
ちょっと、ホッとしてしまいますね。
こんな自分にとって、自転車ネタは、ほんと〜に助かります。
考えてみると、自転車乗ったことのない人ってあまりいないし、話題としてはとっつきやすいのでしょう。
あと、話も転がしやすい。
いきなりですが箇条書きにしてみましょう。
・通勤時間と距離
→驚かれることが多い。
人によっては猛スピードで走ってんだろ、と言うかもしれませんが、信号が少ないところを通ってるとか言っときましょう。
安全運転を心がけていることは、いくら言っても言いすぎることはありません。
・自転車保険のこと
→必ず言っときましょう。
・ダイエットのこと
→ジテツウ者のたいていの人がやせます。
ダイエットの話は女子ウケも良いですが、くれぐれも相手は選びましょう。
・自転車の値段のこと
→ホームセンター1万円の自転車しか知らない人は驚く。
・節約のこと
→通過手当丸儲けだなみたいなことを言われてびっくりしたことがあります。
自転車買ったり、装備をそろえたりとむしろカネかかってるんですけどねえ。
言われても平然としてられるよう、ココロの準備だけはしときましょう。
相手も「エコですね」「健康にいいですね」 などと社交辞令が言いやすいようです。
それだけ自転車は多面体な魅力があるのでしょう。
もっと早くから自転車通勤してれば良かった……。
自転車通勤編プロフィール:
自転車通勤(片道15㎞)7年目。
クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。
クルマを処分したので街乗りが増えそうです。
ブルベ参戦経験有り(SR取得)。
「やまめ乗り」修業中です。