らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【漫画で日本史】漫画で大河ドラマを押さえる!

 

歴史好きだと言う割には大河ドラマを観ない人間だ。

 

何でだろ? なんか、かったるいのだ。一定の時間、じっと映像を眺めてるのがツラい。漫画を読むと2~3冊を交互に読み散らかすことができる。

 

とは言っても気にはなっている。漫画版を見かけたので飛びついた。

 

八重~会津の花~ (A.L.C.DX)

八重~会津の花~ (A.L.C.DX)

 

 

 

たぶん、大河ドラマとは違う構成。東日本大震災があったときに図書館司書が八重の話をして子ども達を励ます形で物語は進んでいく。

 

幕末は古式ゆかしい会津で古風な初恋の人に嫁いで鉄砲を武器に籠城戦にも参加してジャンヌダルクとも評され、維新後はアメリカ帰りの新たなパートナーとキリスト教系の大学を作ったり、看護の道へ進んでナイチンゲールと呼ばれたり。硬軟併せ持つというか、かなりメリハリの多い人生だったようだ。

 

漫画ではほとんど前半生だけで終わってしまったのが残念。新島襄との掛け合いも見てみたかったけど。

 

と思ってたら同じ作者の全2巻があった。どのような違い???

 

清らに たかく ハンサム・ガール(1) (ジュールコミックス)

清らに たかく ハンサム・ガール(1) (ジュールコミックス)

 

 

清らに たかく ハンサム・ガール(2) (ジュールコミックス)

清らに たかく ハンサム・ガール(2) (ジュールコミックス)

 

 

自分の場合、DMMレンタルコミックで読んでるけど、こちらの2冊は所蔵されていなかった。代わりに別の作者の八重物が出てきた。こちらは、これから借りてみよう。

 

八重の桜 1 (Cheeseフラワーコミックス)

八重の桜 1 (Cheeseフラワーコミックス)

 

 

 

DMMレンタルコミックには無かったけどジャンプでも出してた。さすが大河ドラマ。あちこちから出てる。

 

八重の桜 1 (ジャンプコミックス)

八重の桜 1 (ジャンプコミックス)

 

 


それにしてもなんだかホッとした。別にわざわざホッとしなくてもいいんだけど。なんだか歴史好きと言いながら大河ドラマを全く見ないというのは歴史好きの中では少数派なような気がして肩身狭い気がしてた。


ちなみに知り合いには日本史オタクを自称しているのがいるけど、毎年ちゃんと大河ドラマを見て、オートバイでツーリングに行ってはあちこちのお城を見て回っている。


大河ドラマもお城も全く興味がない人間にはなんだか後ろめたい。

 


改めて「大河ドラマ 漫画」で検索してみると、いっぱい出てくる。図書館にも置いてありそうだし、これからはちょくちょく読んでみよう。

 

 

実は「いだてん」も漫画版があって、無料漫画アプリで読んでいたんだけどつまらないので途中で読むのをやめてしまってた。

 

 


その後、大河ドラマ「いだてん」の低視聴率はとても話題になってしまった。無理もない……。


作者は名作「拳児」を描いた人だったんだけどね。

 

 

こちらはセカンドシーズン。まだ読んでない。

拳児2 (サンデーうぇぶりSSC)

拳児2 (サンデーうぇぶりSSC)

 

 


今度の大河ドラマ明智光秀、次には渋沢栄一が控えているようだ。せっかくだし、これを機会に大河ドラマ関係の歴史漫画もぼつぼつと読んでいくようにしたい。

 

 

 

 

 

【漫画で世界史】古代エジプト漫画は意外にたくさんあった。5作品!


ついに、この大シリーズを読み始めた。

 

王家の紋章 第1巻 (プリンセスコミックス)

王家の紋章 第1巻 (プリンセスコミックス)

 

 

 

「キングダム」を54巻まで一気読みできたので、まあ、イケるかな、と。

 

キングダム 54 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 54 (ヤングジャンプコミックス)

 

 


王家の紋章」は今のところ、最新刊が65巻。第1巻が発売されたのはもう40年以上前になる。

 

絵柄はモロ昭和時代の少女漫画。読み始めの頃は慣れるまで正直つらかった。瞳の中に星がまたたいてるし、何と言うか登場人物がいつもテヘペロ顔をしてる。

 

まぁ、まだ5巻まで読んだところなので、そのうちだんだん洗練されてくるだろう

 

 

世界史方面の漫画を読んで行こうとしたら、古代エジプト文明は避けて通れないよなぐらいのつもりで読み始めたけど、読んでるとはそれなりに得るものはあった。


ナイル川が氾濫して水浸しになったピラミッドやスフィンクスの風景はなかなか迫力があった。

 

写真でも見たくなって検索したけれどうまく出てこなかった。あっても白黒の地味な写真ばかり。ダムができてからは氾濫しなくなって残ってないのかな? アスワンハイダムだったっけ。

 


いったん氾濫すると、水は3ヶ月もかけてゆっくり引いていったそうだ。ピラミッド建設は農繁期の仕事を確保するための公共工事の意味合いもあったとか。

 


その他、あの独特のエジプト風の絵をほどこした巨大柱の建設シーンも面白かった。そうか、砂を使って建てていたのか。良く考えついたもんだな。


ミイラ作りや解剖のノウハウがあったので古代エジプトの医学が進んでいたというのも納得である。

 

 

このまま最新刊まで読んでいくつもり。先は長いけど……。しかし、作者も、ずいぶん高齢な方のようだけど、なんとか完結までこぎつけてほしい。

 

王家の紋章(65) (プリンセス・コミックス)

王家の紋章(65) (プリンセス・コミックス)

 

 

 

古代エジプトつながりで、息抜きと言っては失礼だけど、おバカな漫画も読みたくなってこちらを読んだ。

 

エジプトの三角(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

エジプトの三角(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

 

 


「ファラオーラ!」と叫ぶファラオを含めたヘタレ男子の日常を描いたものだけど、思った以上におバカ漫画だった。

 


それでも豆知識として、牛と豚は家畜化されていたけど貴族は牛肉をよく食べていたとか、古代エジプトではすでにパンを食べビールを飲んでいたとか、ピラミッド建設の労働者のためにタマネギ・ニンニク300億円分を支給したとか、そんな事が分かってくる。


古代エジプト農繁期ナイル川が氾濫する7月から9月までだったようで、とても暑い時期と言うことになる。

 

この漫画では、労働者達はみんなビールを飲みながらダラダラ働いていたけれど、あんがい現実の世界でもそうだったかもしれない。どうも権力者がムチを振り振りなシーンが思い浮かんでしまうけど。

 

 

それにしても、古代エジプト漫画、結構ある。しかもみんな女性作家だ。何でだろう?

 

 

最近読んだツタンカーメンのミイラの発掘物語も女性作家だ。これも良かった。静かで淡々としてるのに面白かった。ドキュメンタリー風。

 

ツタンカーメン 1 (希望コミックス (290))

ツタンカーメン 1 (希望コミックス (290))

 

 

 

王家の紋章」を読んだ後に何を読むかもすでに控えている。

 

ファラオの墓 (1) (中公文庫―コミック版)

ファラオの墓 (1) (中公文庫―コミック版)

 

 

 

 

どちらも漫画史に名を残すような大作家の作品。やはり古代エジプト文明というのは多くの人、特に女性を惹きつけるものがあるのだろうか。


何しろしばらくはエジプトまみれの日々が続きそうだ。

 

 

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【漫画で世界史】キングダムが見せてくれた戦場のリアル! 歩兵が騎兵が弓対が!!


キングダム54巻まで一気読みした。いやーようやく読み終わった。でも面白かったから、グイグイ読んでいけたな。

キングダム 54 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 54 (ヤングジャンプコミックス)

 

 

 

最新刊は55巻でてるみたいだけど、自分の場合 DMM のレンタルコミックを使っているので、54巻が最新刊となる。とりあえず打ち止めだ。

 

キングダム(55) (ヤングジャンプコミックス)

キングダム(55) (ヤングジャンプコミックス)

 

 

 

 

54巻はオマケ漫画でパチクリ小僧のファルファル伝説幕開けも描かれている。これだけで何のことか分かるようなキングダムファンにはお得感が増すことだろう。長すぎて途中で読むのを止めてしまった人にもオススメだ!

 

 

大人気のシリーズにふさわしく見応えのある所が多かったけど、自分にとっては戦場のリアルなシーンを見せてくれたことが一番大きかった。

 

近すぎるんです
ここからじゃ相手の顔がはっきり見えすぎる!

 

「超」弓が上手い新人のセリフだ。表情さえはっきり見える相手のことを一方的に殺戮することに躊躇いを覚えてしまった。覚悟が足りず手が震えてしまい結局打てずに終わってしまう。

 

 

 

一方、接近戦――。


歩兵VS歩兵で打ち負かしたと思ったら、相手の騎兵が突っ込んでくる。


騎兵に対して弓隊で対向。

 

相手の歩兵が弓隊の後ろから襲い飛び道具を無効化する。

 

すかさず相手の騎兵が突っ込んでくる。

 

対抗して歩兵数人が盾を持ってアルマジロのように固まって「剛力」して騎兵に体当たり。ラグビースクラムアメリカンフットボールのディフェンスのようだ。

 

こうした時時刻刻の戦場の移り変わりをリアルに見せてくれた。

 

 

これまでの戦のシーンと言うと、軍師が大戦略を打ち立てたり、体のでかい豪傑が一人で大勢をなぎ倒すシーンばかりだったような気がする。

 

歴史に名が残らない平凡な兵隊がどんな風に戦っていたのか初めて見た。これまでは歩兵と騎兵の違いもあんまりよくわかっていなかったなぁ。せいぜい馬に乗ってるから楽そうだぐらい。

 

 

この後は、こちらのシリーズの最新刊まで一気読みする予定。4コマ漫画らしく小ネタが多くて侍大将にスポットが当たっているところがGood! 再読だけど楽しみだ。

 

信長の忍び 16 (ヤングアニマルコミックス)

信長の忍び 16 (ヤングアニマルコミックス)

 

 


その次はこちらだ。

 

センゴク(1) (ヤングマガジンコミックス)

センゴク(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 


平凡な武将が戦場で右往左往する。それだけにリアル。第4部まであって、どのシリーズも似たようなタイトルなので、どれをどこまで読んでるのか分からなくなって途中で読むのをやめてしまった過去がある。今度こそ順番に最後まで読み通そう。

 


これからも中華の大将軍や日本の侍大将の活躍を楽しみに漫画を読んでいきたい。

 

 

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【漫画でビジネス】グルメ漫画を装った地元密着型エンタメ系ビジネスの教本3作品!

 

ユルいグルメ漫画だろうと気楽に読み始めたけど、いやいやどうして、下手なビジネス本より企業努力のケーススタディについて取り上げてるのでは? と思ってしまった。

 

 

 

ウェブ連載からスタートしたからなのか、「Jリーグ」→「Nリーグ」、「ジェフユナイテッド市原・千葉」→「千葉ユニティ」と名称などは読み替える事が必要だけど、ほぼそのままノンフィクションのようだ。

 

サッカー好きの女子2人が全国のスタジアムを回りながらスタジアム・グルメをぺろり!と堪能する漫画。グルメは当然として、それ以外はグラウンドでサッカーしてる選手よりも裏方にスポットが当たってる。

 

2部のサッカーチームが、これほど地元に溶けこもう、ファンを集めようと企業努力してるって知らなかったなぁ。

 

サッカーに限らず、スポーツ全般、興味なかったけど、サッカー2部リーグは一度ぐらい見てみたくなった。

 

 

温泉地にあるチームでは選手が旅館の仲居さんをしてたり、男子の試合で女子選手がチラシを配ってたり、マスコット・ゆるキャラが大集合してたり、アニメの聖地になってる地域ではアニメとコラボする「アニ×フト」してたり、地方アイドルがアウェイサポーターとジャンケンしたり。

 

なかには意地悪専門のマスコットやウザさがウリのゆるキャラが暴走してるのはご愛敬だ。

 

 

全5巻。グルメよりも、Jリーグの二部リーグの企業努力が印象に残った漫画だった。

 

ぺろり! スタグル旅(5) (ヒーローズコミックス)

ぺろり! スタグル旅(5) (ヒーローズコミックス)

 

 

 

それにしても、うどん県の「うどんハイヤー」には驚いたな。運転手は当然のようにプロ顔負けのうどんを手打ちできるって凄すぎ……。

 

 

それに比べると、野球の方は大名商売な印象を受けた。料金設定もサッカーに比べると倍近く違うような気がする。

 

球場三食(1) (アフタヌーンKC)

球場三食(1) (アフタヌーンKC)

 

 

 

こちらは全国の野球場のグルメ。この漫画もグルメよりは野球場の紹介についての方が力が入ってる気がする。


その野球場で行われた名場面名勝負の紹介や、今はすでに使われなくなった野球場の紹介までやってる。

 

ついでに野球に関する史跡まで紹介。読売巨人軍の発祥の地が千葉県の習志野だったと知らなかったな。


ちなみに、主人公は予備校の日本史の講師と言う設定だ。

 


4巻まで読んだけど印象に残っていたのは、どこの球場でも同じビールの売り子さんの神対応。あの階段を走って登ってきて、泡の黄金律でビールをついでくれて、次回のゲームはどの辺に座るのかまでリサーチする。凄い……。


行ってみたくなったのは日本ハムの鎌ケ谷球場。日本ハムの2軍の球場だけど、なぜか場外でプロレスやってたりローカルでユルい雰囲気が良さげ。ダルビッシュも大谷君も、ここから巣立ったんだなぁ。


サッカーでも野球でも二部や二軍のほうが集客のために努力してるのかな。

 

 

4巻で終わりみたいだけど、地方の野球場までやって欲しかったな。地方では外野席が芝生になってる球場があるみたいで、寝っ転がってビール飲みながら野球観るのは楽しそうな気がする。

 

球場三食(4) (アフタヌーンKC)

球場三食(4) (アフタヌーンKC)

 

 


2作品を読んだけれど、元々これらは「バクチごはん」を読んだ流れで読んでみようと思ったのだ。

 

ばくばく!バクチごはん(1) (イブニングKC)

ばくばく!バクチごはん(1) (イブニングKC)

 

 

 

今振り返ってみると、公営ギャンブル施設は、お役所仕事だけあって、グルメはともかく、エンタメのための努力はあまりしてないようだったな。

 


最後に――。

 

おでんと言えば日本を代表するファーストフードだが球場で売られているところは少ない……。
なぜなのだろう?


「球場三食」の主人公のセリフだけど激しく同意。サッカーのスタジアムでも公営ギャンブル施設でも同じな気がする。テンション上がってると、おでんよりはもつ煮込みなのかな……。

 

 

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【漫画で日本史】実はよくわかってなかった「古事記」。手垢のついてないヒロイン(おきながたらしひめ)もいた!


たまたま図書館で見かけて手に取った。そういえば、ちゃんと読んだことなかったな、と。でも物語の中身はだいたい知ってるつもりだった。アマテラスやらヤマトタケルやら、そんなもん。ところがどうして、拾いものと言っては失礼だけど、なかなか面白かったし、思わぬ発見もあったのである。

 

古事記 壱: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)

古事記 壱: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)

 

 

 

なにしろ、いきなり最初から襟を正すことになる。

 

現代では「古事記」を「こじき」と読むのが
一般的ですが、本書では「やまとことば」の
「みることふみ」と読んでいただきたいと思いました。

 

のっけからこれである。本居宣長の意見から来てるみたいだけど、単なる漫画に翻訳するだけではない、歴史を描くのだと言う作者の自負が伝わってくる。

 

 

それから知らなかったこと。古事記って三部構成だったのだ。

 

天地の始まりから日子波浪達越年草不合命までを上巻――

神倭伊波礼毘古命(初代神武天皇)から品陀和気命(第十五代応神天皇までを中巻――


大年命(第十六代仁徳天皇)から島御食屋比売命(第三十三代推古天皇)までを下巻――

 


推古天皇と言えば、聖徳太子厩戸皇子を摂政にした方。だいぶ時代が下がってきてる印象だ。

 

もっとも、最終巻の下巻は、天皇が代替わりしていく事実をシンプルに記録したものだけらしい。

 

当時としても最近のことだったので、あまり詳しく書くと各方面から苦情が来てしまうと言う裏事情もあったそうだ。そういう話を聞くと生々しく身近に感じられる。

 

そんなわけで漫画版も全2巻となっている。下巻は対象外だ。

 

古事記 弐: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)

古事記 弐: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)

 

 


スサノオノミコトヤマタノオロチなど登場人物やエピソードはお馴染みだったけど、息長帯比売(おきながたらしひめ)――神功皇后(じんぐうこうごう)と呼ばれる――は知らなかった。


身重の体で男装して朝鮮半島まで戦に出かけると言うエピソードは凄まじい。母親になってからも活躍してたし、誰かこの人を主人公にして漫画を描いてもらえないものだろうか? 里中満智子さんが描いてくれればなぁ。

 


推古天皇つながりで思い出したけど、聖徳太子は教科書から姿を消した事がニュースになってた記憶がある。厩戸皇子と言う表記なのか? 厩戸皇子と聞くと、自分なんかは、かの有名作品を思い出してしまう。

 

 

 

今にして思えば、以前はお札の顔にもなった歴史上の人物が超能力者だったりLGBTだったりとかなりの問題作だったなあ。絵も、いま流行のアニメ絵とは対極の和風の魅力に満ちた絵だった。

 


そういえば聖徳太子だけでなく、古事記も成立を疑われているとか。


まあ自分のような人間は、正しいとか正しくないとかそういうアカデミックなことよりは、物語として面白いかどうかという話なので気にしない気にしない。

 

 

今度は日本書紀のマンガ版も読んでみたくなったな。あと、聖徳太子関係も再読しよう。

 

 

 

聖徳太子(1) (KCデラックス)

聖徳太子(1) (KCデラックス)

 

 

 

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【漫画で世界史】中華統一のビジョン! 武力か貨幣経済か同盟か?


「キングダム」を読み続けている。グイグイ読んでる。今は45巻まで来た。主人公の信も順調に出世してる。天下の大将軍までの道を着々と歩んでいる。

 


今回はもう一人の主人公の政、始皇帝の話だ。

 

侵略の危機も乗り越え、国内の政敵も倒して、いよいよ中華の統一を目指すことになったタイミング。

 

ここで舌戦が交わされた。中華統一のためのビジョンを語るシーン。これがなかなか面白かった。

 

 

刃ではなく富を交わらせて関係を築くのです。

(略)

暴力ではなく、豊かさで全体を包み込む。
それが私の考える正しい『中華の統治』です


これは政を王にまで引き上げ、同時に政敵となった呂不韋のビジョン。元商人らしい発想だ。

 

でも21世紀の資本主義社会に生きている自分達にとっても、結構うなずける所がある。統一と言うよりは経済圏を作ろうって話ね。今だとEU みたいなものかな。

 

 

 

次は他国の最大のライバル李牧のビジョン。

 

目的は中華の恒久的平和

(略)

他国との戦争を一切禁ず

(略)

この禁を破り国境を侵す国があった場合――
すみやかに残りの六国でその一国を攻め滅ぼすものとする


今だと国連みたいな感じかな。

 

 

 

これは「沈黙の艦隊」でも似たような発想があった。こちらの作品は潜水艦アクションバトルから始まって世界政府のビジョンまで突っ走る壮大なドラマ。また読み返したくなってしまったな。

 

沈黙の艦隊(1) (モーニングコミックス)

沈黙の艦隊(1) (モーニングコミックス)

 

 

 

最後に、政、始皇帝のビジョン。

 

秦は武力を以って趙を含む六国全てを攻め滅ぼし中華を統一する!

 

 

前の二人の意見など一蹴してしまっている。あくまで武力による統一。そのための大きな犠牲もやむを得ないとする考え方だ。


もちろんそれは戦争のない平和な時代を築くためのやむを得ない事で、統一した後は法のもとによる平等、法治国家を築くと言うビジョンもある。まぁ、でも、結局は武力。

 

実際、政は武力で中華を統一して始皇帝になるというのが歴史的な事実ではあるけれど、その一方で法治国家を作り戦争のない時代を築くというビジョンは実現されなかった。秦、あっさり滅んじゃったし。項羽と劉邦の時代になっちゃったし。

 

 

例えば現代でアメリカが軍事力と経済力を背景に世界を統一しようとしたら、とんでもない話だと思うし反対もしよう。トランプ大統領は問題多そうだけど、少なくとも自国ファーストなので、世界統一はしなさそうだ。とりあえず、ホッ。


その一方で国連は全く機能していないという事実もある。戦争やテロを止められないいる。


さらに経済圏を作るという発想もなかなか難しそうだ。今この時点で EU からイギリスが離脱するとかしないとかで散々もめているイギリスって、脱退したらユーロからポンドに戻るのかな?

 

 

三人の意見は三者三様で面白かったけれど、「天下の起源」は銭であり貨幣制度であり人の欲望であると主張する呂不韋の一番面白かったかな。う~ん。資本主義!

 

 

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【漫画で歴史教育?】大人気SF宇宙漫画を読んで、なぜか歴史教育に思いを馳せた。


この度、最終の第5巻を読みおわった。いやー満足。自分としてはあまり読まないタイプのSF 宇宙ものなんだけど人気があるのがわかるなあ。

 

彼方のアストラ 5 (ジャンプコミックス)

彼方のアストラ 5 (ジャンプコミックス)

 

 

 

アニメのような絵、ライトノベルのようなキャラ、ゲームのような展開。全てにそつがない。なんというか今風。

 

理系的なものにはすぐに拒否反応を示してしまうオールドタイプの自分にもするっと入っていけた。

 

それでいて謎が謎を呼ぶ展開は二転三転して飽きさせない。なぜ宇宙へ放り出されたのか、なぜこのメンバーが選ばれたのか、刺客は誰か、そもそも目指しているところはどこなのか、いったい今は未来なのか過去なのか……。

 

SF苦手な人間にもオススメ。

 

 

 

ところで読んで感じたことについて一言二言。多少ネタバレはあるけど、メインストーリーとは関係のないところなので大丈夫かな。

 

それは例によって歴史についてだ。宇宙と歴史? まあ聞いて欲しい。

 

 

物語では、よくあるパターンだけど人類ははものすごい危機を迎えて、なんとかそれを乗り切ったけれど、歴史を封印することにした。

 

そして、封印は100年、3世代を経て完了した、という設定になっている。要するに思い出したくない黒歴史をなかったことにしちゃったわけだ。

 

 

最初は乱暴な設定だなと思ったけれど、よく考えてみれば今だって第二次世界大戦南京大虐殺があったんだかなかったんだか、あったとしたらどの程度だったのか、正直よく分からなくなっている。


学校の先生は日本の近現代史についてはあまり詳しく教えない。お年寄りもあまり語りたがらない。そして2世代3世代が経つと霧の中に包まれたようになってしまう。


逆に反日教育を受けた中国や韓国の若者は反日デモに参加する事に疑問を持たない。

 


歴史教育という物は実に恐ろしいものだ。そういうものだと教え込まれてしまうと、それが当たり前だと思い込んでしまう。

 

誰が彼らを責められる?

そういう風に育ったから

そういう風になっただけだ

 

何のために生きてるのかわからない人間が多いこの世の中でボクは胸を張って言える!
なんてすばらしい人生だと!

 

う~ん。漫画読んでふらふらしてる人間には耳が痛い。でも、こういう人間ってテロに走りそう。それよりはマシかな。マシだと思いたい……。

 

何で宇宙SF漫画を読んで社会派になんなきゃいけないんだか(笑)。日本と韓国とのゴタゴタがいつまでも続いているからかな。

 

 

宇宙つながりでこちらも紹介。これも最近読んだ。劇画の香り漂う男臭い漫画で真逆な感じ。まだ完結してないので最新刊を――。

 

 


そういえばまだこれも読んでなかった。歴史モノばかり読んでいると、反動なのか、時々、宇宙ものや未来ものが読みたくなる。そのうち読もう。

 

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス)

 

 

 

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【漫画で世界史】管理職な武将より、侍大将の戦場での槍働きが見たい!


今、「キングダム」を読んでいる。

 

 

 

今ちょうど20巻を越えたところ。次々と情念たっぷりの濃いキャラクターが出てくるので飽きない。それにしてもよくこれだけ大勢のキャラクターを描き分けることができるものよ。←音声入力間違い。個人的には第20巻の表紙にもなっている盗賊あがりの将が好みかな。

 

 


もともと、この漫画は始皇帝を主人公にしたものだったらしいんだが、編集部の意向で戦場を駆け回る方を主人公にしたと言う。これは大英断だったと思う。

 

始皇帝は中国を初めて統一した歴史に残る偉大な人物だけど、どちらかというと静のイメージが強い。自ら戦場に出た話も聞かないし。「項羽と劉邦」に出てくる悪役のイメージも強いし。

 

 

何より戦場のリアルの雰囲気を、ここまで伝えてくれる漫画って実は初めてなんじゃなかろうか、と思うからだ。

 


以前、「天と地と」という映画を見たことがあって、かなり大がかりの映画だったと思うけど、戦がのシーンがあまりにもしょぼくてびっくりしたことがあった。

 

天と地と

天と地と

 

 

だだっ広い所で、蟻のような人間達がぞろぞろと動いていて、槍の先っぽをチョコンチョコンと付き合わせていた。迫力なんかはカケラもなかった。映画の出来が悪いと言うよりは、実際の戦ってこんなのもんなんだろう、と思った記憶がある。

 

ちなみに上杉謙信が主人公。漫画版と原作の小説はこちら。

 

天と地と 1 (角川コミックス)

天と地と 1 (角川コミックス)

 

 

天と地と 上 (文春文庫)

天と地と 上 (文春文庫)

 

 

 

それに比べるとキングダムはリアルな迫力に満ちている。暑苦しいくらいだ。

 


戦のリアルな雰囲気も伝わってくる。戦場では5人一組で動き、百人将、千人将と出世していく。当たり前のことだけど歩兵と騎兵では行進の速さも違ってくる。命のやり取りをする将達は、それぞれ一筋縄ではいかないくせ者ばかりだ。


軍師は大軍を思い通りに動かして勝利を得ようとするけれど、そもそも思い通りに動くような大軍を訓練することのほうが大変そうだ。

 

 

最近はこのキングダムに限らず、戦場で活躍する侍大将にスポットを当てた漫画が増えてきた気がする。例えば、日本版だと、こちらあたり。今まで知らなかった槍働きの名手の名前が続々と出てくる。

 

 

 

漫画じゃないけど、司馬遼太郎の短編集にも槍一筋の侍大将の活躍を描いた連作短編集があった。「槍の勘兵衛」と言われた渡辺勘兵衛なんかが好きだったな。タイトルは「侍大将の胸毛」。

 

新装版 軍師二人 (講談社文庫)

新装版 軍師二人 (講談社文庫)

 

 

軍師の活躍も良いけど、管理職みたいな戦国武将よりは、気に入らなければ主君を次々と変えるフリーランサーに憧れる。現場で槍を振り回し、怒声を発する侍大将の活躍を見たい。

 


中盤でパス回しばっかりしているミッドフィルダーよりも、シュートを打つとこを見てみたい、みたいな。

 

 

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【漫画で世界史】中国史と海洋冒険物語? アフリカまでを含めて7回の大航海をした鄭和と言う人物が明の時代にいた!


今回読んだ世界史漫画はこちら。

 

 

 

主人公は鄭和。ていわ、と読む。どこかで聞いたような気もするけどあまりなじみがない。

 

始皇帝に不老不死の薬を探してまいりますと言って騙してトンズラしたやつだったっけ? いや、あれは徐福だった。日本へ来たという伝説もあるそうな。こっちもなかなか面白そうな人物だけど、今回は鄭和

 

 

鄭和は実在の人物だけど、活躍した明の時代にあまり馴染みがない上に、しかも宦官だと言う。すんなり物語に入って行けるかどうか不安だったけど、そこはさすがに、星野之宣。画力でも物語でも、グイグイと引き込んでくれた。

 


もともと絵の上手さには定評があって、海や宇宙や民族学など自分好みのジャンルを描いていた。

 

画力はは健在で、ダイオウイカや神レベルな巨大フカや大船団のシーンなど絵を見ているだけでも楽しい。今回は2巻まで読んだ。

 

海帝 (2) (ビッグコミックススペシャル)

海帝 (2) (ビッグコミックススペシャル)

 

 


それにしても、中国の歴史と海洋冒険物語の組み合わせは不思議な気がする。でも、鄭和は7回も大航海しており、アフリカまで遠征しているのだ。長い物語になりそうだ。当分は続きを楽しみに生きていける。

 

 

自分が知らなかっただけで、すごい人物がまだまだ他にもいるんだろうなぁ。中国史もどんどん攻めていこう。ちなみに鄭和に続いて「キングダム」を読み始めております。

 

 

 

最後に、歴史物じゃないけど、海つながりでもう一つ紹介。最近読んだ漫画では、こちらも海と宇宙と神話のシーンがたっぷりと出てきていて、しかも同じレベルで絵が上手い。

 

海獣の子供(1) (IKKI COMIX)

海獣の子供(1) (IKKI COMIX)

 

 


こちらは雰囲気重視派の絵か。けぶるような感じ。グロテスクなはずの深海魚を、どうして、こんなにかっこ良く描けるんだろう?

 

はっきり言ってストーリーは難解でさっぱり分からなかったけど、絵を見て海の雰囲気にひたっているだけでも読む価値あり。こちらは完結しており、これが最終巻。

 

海獣の子供(5) (IKKI COMIX)

海獣の子供(5) (IKKI COMIX)

 

 

 

いよいよ夏休みシーズンも終わり。最後の最後に海を舞台にした漫画を読んで、海の季節にサヨナラを告げよう!

 

 

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【漫画で世界史】ツタンカーメン発掘物語から古代エジプトへアクセス!


世界史の本を読んでいくなら世界4大文明のエジプトは外せない。てわけで今回読んだのはこちら。最もツタンカーメンその人の話ではなくて、ツタンカーメンのミイラを発掘したハワード・カーターの物語だ。

 

ツタンカーメン 1 (希望コミックス (290))

ツタンカーメン 1 (希望コミックス (290))

 

 

 

漫画はドキュメンタリーやノンフィクションのように、静かに淡々と進んでいく。だからといって、つまらないわけじゃあないのが、むしろ不思議。


後にカーターは、ツタンカーメンのミイラを発掘した後、訳あって全米で講演して回ったことがあって、その時のカーターの冷静で静かな語り口が、かえって聴衆の胸を打ったと言うエピソードが紹介されているけれど、このマンガにも、すっかりそのまま当てはまる。

 


それにしても発掘というのはしみじみと地味な作業の積み重ねだ。そして、ファラオの墓を発見するまでの数年間の費用よりも、発見してから発掘品を一つ一つ取り出していく作業の費用の方が、よっぽど高くつくというのも驚きだった。


ちなみに、この漫画は全4巻なんだけど、第1巻から第3巻までを発見するまで、最後の第4巻の1冊丸々を発見してからにあてている。

 

 

もうひとつ驚いたのは、王のミイラが墓に保存された後、たいていの墓はすぐに暴かれてしまったというエピソードだった。


ファラオは金銀財宝と一緒に葬られたわけで、王の側近や神官などが墓泥棒とグルになって、その後すぐに盗掘されてしまうのが当たり前だったようだ。


あれほど死後の安寧を願っていた権力者もこうなっては形無し。


それだけにツタンカーメンのミイラの発掘は奇跡的なことだったんだなぁ。

 

 

それにしても古代エジプトは、現代よりもよっぽど信心深く迷信深い時代だったはずなのに、欲に狂った庶民には怖いものはないのだなぁ。昔も今も庶民って大して変わらない。ふてぶてしく、たくましい。

 

 

自分が読んだのは文庫化される前のやつだったけど、第4巻の巻末にエジプト神話をモチーフにした読み切りがあって、これも面白かった。元々オカルトものを得意としていた作者にぴったりハマっていた。

 

ツタンカーメン 4 (希望コミックス (293))

ツタンカーメン 4 (希望コミックス (293))

 

 


もちろんフィクションだろうけど、古代エジプトにも霊能力を持った人間がいて、そうした人間がきっかけでミイラを作ることが始まったと深読みするのも楽しい。

 

 

最後に発掘つながりでこちらの作品も紹介。発掘の断面を滑らかにするのが上手いとか、細かい発掘作業の一つ一つを丁寧に紹介している。発掘作業の流れって、困難感じなのかな。

 

 


豆乳を飲んでカブを乗り回すのがこんなにスタイリッシュになるなんて不思議。発掘現場でも恋はできる? 現在の最新刊は4巻。 

 

砂とアイリス 4 (愛蔵版コミックス)

砂とアイリス 4 (愛蔵版コミックス)

 

 

 

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歴史と漫画とは相性が良いので、もっと漫画家は歴史物を描いて欲しい。


今年になってから読書にユルく方向性を持たせるようにしてみた。

・元々好きだった漫画を特にたくさん読もう。
・活字の本はKindle読み上げで隙間の時間に聞いていこう。
・歴史の本、特に世界史の本を読んでいこう。

こんな感じだった。


これは正解だったようで、たいして好きでもないことを惰性で続けるよりも、好きなことを思いっきりやった方がはるかに効率が良いようだ。

 


もう一つ嬉しい誤算だったのは、自分が気づかないうちに思っていたよりも大勢の漫画家が歴史物を描いていてくれたことだった。

 

ホラーなものを描いていたあの人も、ロボットものを描いていたあの人も、現代女性のリアルな本音を描いていたあの人も……。

 

 

しょせん漫画だろ、どこまで時代考証やってるかわからないじゃん、と言う意見もあるかもしれない。


でも漫画って資料を見ないと絵に描けない。だから資料集めは最低限やってるはずだし、編集者もサポートをするし、中には学者さんなんかが監修しているケースも少なくない。これなんかは典型的な例――。

 

チェーザレ 破壊の創造者(1) (モーニングコミックス)

チェーザレ 破壊の創造者(1) (モーニングコミックス)

 

 


おまけに漫画家は海外へ取材に行く。普段は引きこもって漫画を描いている反動なのか。それとも海外に行きたいから、その漫画を描いているのか。

 

オスマントルコ帝国を舞台にした漫画を描いた人は、トルコへ軽く10回は行っているそうだ。

 

 

 

何度も海外旅行に行けるような漫画家の経済力も見逃せない。いくらアカデミックな学者さんでも、資料となる本代にも事欠くようではなかなか研究もおぼつかない。


これは漫画ではなく小説の話になってしまうけれど、司馬遼太郎さんは、次回作のテーマを決めると、神田の古本屋街に行って、参考になりそうな本をトラックいっぱい買ったそうだ。


そして書いた小説が当たると、その印税を次の作品の本代につぎ込む。このサイクルを回してベストセラーを連発したそうだ。


一発当てた漫画家の経済力でも十分に同じ事が出来そうだ。

 

 

自称歴史嫌いの東村アキコさんはあとがきで面白いことを書いている。歴史に詳しくなくてもネットで調べれば結構なんとかなる、と。言い切っちゃうあたりはさすがである。


ついでにもう1つ。歴史オタクの友人から川中島合戦の話を聞いた時のこと。友人は川中島ジオラマを持ち込んで数時間にわたり熱いレクチャーをしてくれたそうだ。作品にどんな風に反映されるのか今から楽しみだ。

 

雪花の虎 (5) (ビッグコミックススペシャル)

雪花の虎 (5) (ビッグコミックススペシャル)

 

 

 

こうやって書いてみると、つくづく歴史と漫画と言うメディアとの相性がいいと思う。


そんなわけで漫画家さんたちは、どんどん歴史ものを描いてほしいと思うし、自分はそれらを片っ端から読んで行こうと思うんである。

 

 

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【漫画で日本史】上杉謙信は女性だった! 戦が強いだけの不思議ちゃんでも無かったぞ!


今回読んだのは上杉謙信。しかも上杉謙信は女性だったと言うものだ。

 

 


上杉謙信の女性だったという設定よりも、あの東村アキコが歴史ものを書いたということに驚いた。

 

東村アキコと言えば、現代の女性のリアルな本音を描くので有名な漫画家だ。

 

例えば「東京タラレバ娘」に出てくる登場人物は「年下男にヤリ捨て」されたり、「元カレのセカンド女」だったり、「不倫中」だったりするんである。

 


ゆうきまさみ北条早雲を主人公にした漫画を始めた時にも驚いたけどね。

 

 


実際、東村アキコさんは歴史は嫌いで、学生時代は日本史ではなく地理を選択したぐらい。そんな作者の「アキコのティータイム」と言うワープゾーンは女子が嫌いな読者にも好評だそうだ。


これはいわば、漫画のストーリー進行中に登場する説明タイムのようなもので、この説明がないとストーリーが分からないし、かと言って説明ばっかりだと物語がつまらなくなる。

 

このため漫画家は苦労してるわけだ。ゆうきまさみさんだと、突然スクリーンが登場したり、そのスクリーンをネタにしてギャグにしたりしてる。


でもこれは漫画ならではの手法だ。テレビや映画なんかだと物語はよくわからないまま進行してしまう。漫画というメディアは歴史ものに向いているよなあとしみじみ思ったりもする。

 


それはともかく、なんで作者が上杉謙信を描こうとしたかと言うと「ぶっちゃけ めっちゃ かっこいいよな この人の人生って!」が動機だったらしい。説得力があるんだかないんだか。


それでも上杉謙信肖像画については絵描きならではの洞察力で上杉謙信=女性説を裏づけるくだりは説得力があった。


上杉謙信は自分のような人間から見ると戦国武将としては不思議ちゃんなんだけど、これも女性だからという視点で見ると辻褄が合う事を、一つ一つ丁寧に描いている。

 

 

個人的には、上杉謙信が「からむし織り」などの産業振興をしていたことや、港や橋の修理を町の者にやらせて通行税の徴収を許すなど公共事業を民間に委託していたと言うエピソードが面白かった。


上杉謙信って確かに戦は強いんだろうけど、それ以外のことはよく知らなかったし。儲けにならない戦闘ばかりやっていて、よく部下がついてくるよなあと感心していたぐらいである。


ライバル武田信玄の優男でつーんとした性格も面白いし、とにかく続きが楽しみだ。

 

 

最後に上杉謙信もので別の漫画を紹介しておこう。

 

こちらはいかにも男性作家が描いた少年漫画。勢い良くグイグイ読ませてくれる。上杉謙信が生涯不犯で終わった理由を母親が原因としていた。謙信の淡い恋愛も少々。原作は海音寺潮五郎だ。

 

天と地と―上杉謙信物語 (上) (講談社漫画文庫)

天と地と―上杉謙信物語 (上) (講談社漫画文庫)

 

 

天と地と―上杉謙信物語 (中) (講談社漫画文庫)

天と地と―上杉謙信物語 (中) (講談社漫画文庫)

 

 

天と地と―上杉謙信物語 (下) (講談社漫画文庫)

天と地と―上杉謙信物語 (下) (講談社漫画文庫)

 

 

 

【漫画化計画】

 

漫画化計画とは、世界中のあらゆる事象に漫画を始めとするエンタメからのリンクをはって、面白おかしく楽して世界を理解できるようにすることです。

 

主な対象は以下の通りです。

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世界中のあらゆる情報が漫画化されることを願ってやみません。

 

 

【プロフィール】

 

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